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ミニマムムーブメントクラス 3/18

今日のクラスもwarm upから。今日は壁でのグルグル歩き(興味のある方は是非クラスへ!)とtappingをしました。春で身体のデトックスが起こり易い時期なので身体をタッピング→指先で、頭のてっぺんから軽く叩きます。頭〜耳〜鎖骨〜肩〜全身を軽くタップします。「アー」とか軽く声を出しながらタッピングするとさらに余分な力が抜けていくようで良い感じです。

次は呼吸と即興。このエクササイズは、イメージで呼吸を変えていくのでイメージを生み出す言葉がけが大事な役割を果たします。「股関節から水分が蒸発していくように」「身体から煙がでていくように」などなど。リアリティのジャッジメントを外して、身体の箇所箇所で具体的な運動を伴うイメージをしていきます。イメージすることで体がそのイメージを追うように動いていく感じです。目は開けていても瞑っていても(ぶつからないように注意していれば)どちらでもok. 呼吸が深いことで生まれる動きも素敵ですが、あえて浅く呼吸をすることで生まれる動きも軽さやリズムが生まれて面白いということがわかってきました。深くても浅くても、呼吸を観察し続けて動き続けることが大事です。呼吸を意識することで心臓の動きと一緒になるような感覚になったという感想もありました。素敵。胸で呼吸をしてみることで、感情が動いてくる感覚が生まれたりも。身体の動きに感情が引っ張られるみたいです。クラスでは、イメージと動く方法をメソッド化していくために、’イメージの再現性’を探ってゆきます。

私は今日は少し身体が重くて、頭痛や腹痛もありました。でも動いた方が楽になると思い、自分のできる範囲でやろうと思ってクラスを開催しました。体調のことは参加者の方にそこまで開示していなかったのですが、クラスが終わってみると、参加者の方からは「すごくいいクラスだった!」との感想を頂きました。面白いですね。こちらとしては、身体がデトックスしていて本調子ではなかったのですが、そのおかげで無駄な’気負い’がなく、私の身体に正直にいる状態が生徒さんには’入り易い/集中しやすい’クラスだったそうなのです。クラスを提供する側としては、普段無意識的に自分にプレッシャーをかけていて、その’緊張感’がクラスの受講者にとっては壁となりエネルギーやメッセージが届きにくくなっていたのかもしれません。

続いてCenter of Gravity 軸を揺らすエクササイズ。このエクササイズでは、呼吸エクササイズとは逆に、物体としての体を重さを通して感じます。今日は軸揺らしを壁を使って行いました。’壁’という具体性のあるものに’傾く’という動きを行ったときにどこに、いつ手をついて支えを作れば良いか。立つ→壁に対して傾くという動きを繰り返していくと、’直立している’という状態が’あたりまえ’なのではなく、’傾いている’と’押し返されている’という状態の間に’直立’という状態が成り立っているのだという感覚になってきます。

2022年1月よりスタートしたこのクラス、回を追うごとにそれぞれのエクササイズに深みが生まれてきています。ダンスやったことない方でも身体感覚に興味のある方は気軽に楽しめますのでぜひご一緒にやってみましょう。

[Minimum Movement Class]
Schedule: 日本時間 3/11,18, 25日金曜日 9am~10:30am

Venue: Zoom, お時間に都合が合わない方は録画動画でのご参加も大丈夫です。(料金¥500)クラスを視聴していただき、ご自身で動いてみた録画やdrawing, 言葉でのリアクションなどを交換する形でクラスに参加していきます。

Fee: 体験¥1000, 2回目から¥1500, お友達ご紹介してくださった方は¥1000,録画クラス¥500

ご予約:suisomovement@gmail.com 小川まで

Maho' Bio:
バレエ、舞踏、日本舞踊、即興、オイリュトミー、Trisha Brown w.s., Steve Paxton w.s., View Point method, などを学ぶ。ニューヨーク市立ブルックリン大学院パフォーマンスインタラクティブメディアアート専攻卒。日本とアメリカでパフォーマンスアーティストとして活動中。2022年NYにて5月個展、9月グループ展示ギャラリーにて作品発表予定。ウェブサイトは www.suisoco.com


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