GW明けから1人で学校に行けなくなったしんちゃんの最近。
5、6月は発達凸凹ちゃんたちにとっては、しんどい時期ではないでしょうか。
小学校卒業と同時に、横浜から安曇野に引越した我が家のしんちゃん(中度知的障害のある自閉症)も、同様。
最近のしんちゃんの様子、備忘録です。
4月は毎日が冒険
新しい中学。
新しい土地。
新しい友達。
新しい先生。
初めて1人で学校までいくという自由を手に入れたしんちゃんでしたが、4月は、しょっちゅう(ほぼ毎日)先生から電話がかかってきました。
『しんじさんが来ません』
『しんじさんがいません』
『しんじさんが帰ってしまったようです・・・』
・・・( ゚д゚)
近くに住む私の父から、
『いましんちゃんがきたよ』
とかも、ありました。
(うちに帰らず、おじいちゃんちに直行した)
羽の生えたしんちゃんは、
毎日が冒険だったようです。
そんな4月の間は、
緊張とワクワクもありながら、
頑張っていたのでしょう。
宿泊体験
GW明けすぐに白馬に宿泊体験がありました。
行く前から、
あまり乗り気では無さそうでした。
案の定、帰ってきたらグッタリ。
帰ってきた日に、私と夫とおじいちゃんが迎えに行きましたが、そのままおじいちゃんのところに直行、けっきょく3泊してきました。
いましんちゃんが1番リラックスできるのが、おじいちゃんちだからです。
ところが、
普段よく食べるしんちゃんが、
あまり食べず寝てばかりいたそうで、
『反応もなく、本当に疲れ切っていた』とのこと。
たくさんたくさん、がんばったんでしょうね。
そして、
いよいよ月曜日から学校・・という朝。
珍しくしんちゃんが、
『車でいきたい』(送ってほしい)とお父さんに言ってきました。
そして『おむかえも、きてほしい』と。
少し前まであんなに張り切って、
寄り道を楽しみながらずんずん頼もしく朝出掛けていっていたのに。。
結局、それから毎日、車で送迎してます。
私は運転できないので夫が送迎してますが、
仮面ライダーの歌なんぞ聞きながらノリノリで登校するのも、楽しみのようです。
正直、その時間ロックされるので大変ですが、
それで毎日行けるなら、、という感じです。
6時間目も無理になりました
さらに、
今はしんちゃんだけ、5時間目で帰らせてもらっています。
入学して割りと早い時期から6時間目があったのですが、
4月の終わりごろから、
6時間目はまともに受けていられなかったそうです。
寝てしまったり、
横になったり。。
連休明けに先生と話し
「しんちゃんはしばらく5時間で帰りましょう」
ということになりました。
先生とは入学直後から、
「まずは中学校というところに慣れ、毎日楽しく通えることを目標に、それ以上は求めない」
というお話で、合致していました。
車じゃないと行けなくなったという話をした時、
先生も「ちょっと頑張らせすぎちゃったかなぁ〜〜」とおっしゃってましたが、
しんちゃんはある程度はがんばりますが、がんばれなくなったらがんばりませんので大丈夫です。
大量のおもちゃ持参
さらにさらに、
毎日学校に、大量のトミカや電車のおもちゃ、ぬいぐるみ、電車の本などを持参しています。
しんちゃんが暇してるから「おうちにあるものをもってきてください!」と先生に言われました。
最初はお気に入りのぬいぐるみを2匹もっていきました。
一匹をカバンにパンパンにつめて、もう一匹を抱えて行く角刈り中学生の姿は、
なかなか見ものでした。
2週間ぐらい、
うちにいる子たちを代わる代わる持参し、いい加減飽きてきたのか今週からは大量のトミカや電車になりました。
それもすごい量で、重いのをガチャガチャ音をたてて、カバンにつめています。
この人は何しに学校に行ってるのだろうか、
こんなデカいぬいぐるみを抱えて同級生にからかわれたりしないだろうか、、
と思いつつ、
まぁそれで楽しそうに行くならいいかな、と夫と見守っています。
たぶん、そういったものをきっかけに、お友達と会話しているようです。
毎日が少しでも楽しければ
そんなこんなで入学して約2ヶ月。
日々、しんちゃんについての会議が職員室で行われているようでさす。(ちなみに支援学級に入った一年生はしんちゃん以外に女の子が4人います)
先生は毎日のように連絡をくれます。
『今日は5時間目が学活だから、しんちゃんは出ないって言うから給食終わったら迎え来てください』
『今日はね、教頭先生と花壇のレンガを全部運んでくれてね、もう、力持ちだし本当に頼もしいのよ』
とか、、
申し訳ないけど、いろいろありがたい。
また一人で、張り切って行けるようになるといいね、しんちゃん。
少しづつ、少しづつだからね。