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全行動(行為)

人は、「行動する」というときに行為のことに着目して話すことが多いですが、選択理論では、切っても切れない構成要素4つをまとめて全行動と呼んでいます。

その4つの構成要素は、行為、思考、感情、生理反応です。

今回は、その行為について触れたいと思います。

全行動について詳しくはこちら⇩

行為というのは、実際に何かをすることですが、人はどうして行為すると思いますか?

人が行為をするのには、必ず理由があります。

それは、自分が望んでいる物を得たいと思っているときです。

例えば、「○○」の映画を見たいと思ったら、その映画がどこでやってるのか、何時からやってるのか、それを見るためには何時に家を出ないといけないのかということを調べるという行為を行ないます。

そして、実際にチケットを購入して映画館に出掛けて映画を見ます。

当たり前のことですよね。

これが行為です。

そして、冒頭の方にも書きましたが、行為をしているときには、実際他の3つの要素である思考、感情、生理反応も同時に機能しています。

調べる作業には、思考も使っています。

その時に感情もあるでしょう。

見たい映画のチケットが取れなかったらどうしようという感情だったり、早く見に行きたいなというワクワクだったりですね。

そして、その間も生理反応は起こっています。

心臓は鼓動し、呼吸をしたり、チケットがもう少しで完売だったらどうしようと、緊張して鼓動が速くなったり、手に汗を握るかもしれません。

このように、行為、思考、感情、生理反応は全て分けられないものですが、その中でも行為と思考は自分で直接コントロールできると言われています。

そのため、「できないかもしれない。」という思考になって、不安な感情がでてきてしまっても、行為として挑戦してみることで、「あれ、できるかも。」と思考が変わり、その結果、不安がなくなるということが起こることもあります。

だから、「もし何かうまくいかないな。」と思っていることがあったり、「気分がすぐれないな。」と思っている時にも、行為を変えてみることで、思考、感情、生理反応が変わるかもしれませんね。

ぜひ、行為を変えることを意識してみてください。

ということで、今回は全行動の「行為」についてのお話でした。


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