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M-1グランプリ

漫才の日本一を決めるお笑いの大きな賞レースで、
小さい頃から(途中終わってしまったけど再開して良かったね)毎年の私の楽しみな番組。



2年前、マッチングアプリをしていた23歳の私が
大阪出身の男の子とご飯を食べに行ったとき、
「1人で関東に来て、寂しくなることないの?」
と聞いたら、
「関西じゃみんなM-1を見ていたから次の日はその話題で持ちきりだったのに、関東に来たらそれがなくて、
その時は寂しくなった。」
と教えてくれたことを思い出す。

今年は12/24のクリスマスイブがM-1の放送日だったので、恋人と応援しているアーティストのクリスマスライブで敗者復活戦には間に合わなかったけれど、
帰り道、決勝戦には間に合うことがわかった瞬間から
鬼の形相で早足で帰る私の姿に、彼は若干引いていた。

放送日の次の日、職場の休憩室で談笑する人たちの中でひとり携帯にかじりつき、ひたすらM-1の感想をTwitterで検索していた。



さてこのお正月、今住んでいる家と同じ県内の端と端の距離にある遠いんだか近いんだか、な実家に帰省した。

「え、M-1、みた?」
と家族に聞いてみる。ドキドキ。

「ドラえもんが働いてんのかってやつだよね〜」としっかり敗者復活戦のネタも覚えている父、
「優勝コンビの2本目が本当に面白かった!」と母、
「大きな草冠一緒に作ろ!」という私の提案に吹き出す弟、、、

みんなバラバラに住んでいる家族はバラバラな場所で
同じ番組を見ていた。
ああ!久々の家族との再会と、この環境が楽しい!
嬉しい!私が育った場所だ。


まさかM-1グランプリを通して家族を感じるとは。。


一人暮らしの家への帰り道はいつもと比べ物にならないくらいに寂しかった。


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