【百人一首】57.めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな
めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に
雲がくれにし 夜半の月かな
紫式部:所載歌集『新古今集』雑上(1497)
1番好きなのは“瀬をはやみ”だけど、普段よく思い出すのはこの詩。
紫式部は幼馴染みについて詠んだみたいだけど、私はよく好きな人を思い浮かべる。
さっき会ったばかりなのにもうお別れか。
楽しい時間はあっという間だなぁ。
そんな気持ちを雲に隠れてしまう月に例えたのが素晴らしすぎる。降参です。笑
唐突だけど、月が雲に隠れるのってなんだか切ない。私だけかもしれないけれど。
私は月が大好きで、見つける度に写真を撮るのだけれど、月って本当に一瞬で隠れてしまう。
「今だ!」と思ってカメラを起動した頃には見えなくなってることもしばしば。
一瞬で見えなくなる月と彼をよく重ねてしまう。
つれないあの人みたいだなぁ、と。
紫式部のせいで月を見る度に彼のことを思い出すようになってしまったので、日常生活に支障をきたしております😇許すまじ……笑
まぁ、月を見る度に私のことを思い出すって言ってた彼が悪いんですけどね。。。
彼は一体何者なんでしょう。
#平安時代の感性を持つ男
2023/12/09
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