
第5回LangChainもくもく会開催レポート!第6回は6/7(水)開催予定
先日5/24(水)の第5回LangChainもくもく会にご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
おかげさまでかなりの参加人数を維持したまま第5回を迎えることができ、相変わらずのLLMアプリケーションへの関心の高さが窺えます。引き続き定期的にLLMアプリケーション界隈の動きをキャッチアップしていければと思いますので、お付き合いのほどよろしくお願いします!
第5回のトピックス
というわけで第5回のトピックスです。
AIアプリをホスティングできるSteamshipというサービスが面白そう
長文生成時に継続的に情報を収集するFLARE(Forward-Looking Active REtrieval augmented generation)という試みが興味深い
正規表現に沿った文字列を生成させるReLLMの発想は変態だ
プロンプトインジェクション検知は普通に重要になる
インジェクションプロンプトを集めたJailbreak Chatが参考になる
LangChainのChainなどをそのままAPI化できるLangcornというのがあるけど、これ実際に使っている人いるのか・・・?
Build 2023のアップデートを流し読み
プラグイン規格がMicrosoftプラットフォームで提供するものとChatGPTプラットフォームで提供するものとで共通化されるのはアツイ
Azure Machine Learningのプロンプトフローは気になるね
Azureでいろいろできるようになるのは嬉しいけど、一般人の財布じゃ厳しいね、遊ぶためには儲かるビジネスを考えないとね・・・
Semantic Kernelのスターターアプリは勉強になる
guidanceのNotebook向け出力コードがマジゴリゴリ
LangChainとSemantic Kernelの棲み分けは?(→SKは基本C#向けなのでは)
guidanceでAgentをシンプルにゴリっと組むこともできるし、guidanceマジ凄いのでは
第5回を迎えての所感
もくもく会をはじめた当初(4月頭)に比べるとLLMを扱うためのライブラリがどんどん充実してきており、特にNVIDIAが提供するNeMo GuardrailsだったりMicrosoftが提供するguidanceやSemantic Kernelだったり、大企業がオープンソースで提供するライブラリも充実してきているのが大きな変化だなと感じます。
LangChainは相変わらず勢いのあるライブラリではありますが、もくもく会の関心としてはLangChainの更新差分を見ながらLLM界隈のトレンドを把握しつつ、プロダクションを見据えた実装はLangChain外のもっと安定したライブラリを上手く活用できないか?というところに焦点が移ってきているような気がします。
と言うわけで次回のLangChainもくもく会ではさらっといつも通り更新差分を流し見した後にguidanceをガッツリ触って見ようかという話になっています。LLMアプリケーションを開発するためのライブラリトレンドを押さえておきたい方は、ぜひ次回もご参加ください!
現場からは以上です。
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