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ジンリッキーの話

ジンリッキーって、バー毎に大きく二つの考え方がある(ように見える)。

一つは、ジントニックではなく、わざわざジンリッキーなのだから、キレ味を徹底的に追求するという考え方。

この考え方の場合、氷を叩かないしステアも一瞬。

なので、キリリと爽快感のあるジンリッキーになる。

もう一つは、ジンリッキーでも、その店のジントニックと同じ程度に、ジンを開かせるという考え方。

この考え方の場合、お店のスタイルにもよるけれども、ある程度氷を叩くしステアもする(そのお店のジントニックに近い作り方をする)。

なので、しっかりジン自体の甘味も感じられる仕上がりになる。

もちろん、どちらが正しいとかどちらが上というのは一切ない。

ただ、どちらの考え方を取るかで、間違いなく別な仕上がりになる。

個人的には、ここ数年、後者のジンリッキーの方にだいぶ魅力を感じている。けれども、また数年後には、逆の感覚になっているのかもしれない。

カクテルがどうこう書くのは全くもって無粋だけれども、これだけバーに行けない日々が続くと、まあなんかたまには書いちゃうよね。

そんな話。

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