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Mリーグの解説を聴き取れるようになろう!

麻雀の実況・解説は聴いて理解するのは難しいが、上達するヒントがたくさん転がっている

テレビで麻雀を見る機会が増えた昨今。現在の麻雀界で一番注目されている対局はMリーグで間違い無いでしょう。サイバーエージェント社長の藤田さんを中心に大手企業を巻き込み、今までにない大規模な麻雀のリーグ戦となっています。

実況や解説の方も今までの麻雀コア層の視聴者だけではなく、ライト層にもわかりやすい実況・解説を心がけているなと感じています。それでも難しいのが麻雀の解説で、白鳥プロが以前一度だけ初心者の方向けに麻雀用語を多用しない解説にトライしていましたが、普段から麻雀用語で解説慣れしているプロの方には難しいもので、それ以来麻雀用語を使わないようにする解説を聞く機会はありませんでした。

聴き慣れ、理解できるようになると普段自分が当たり前と思っていた考え方が別の解釈もあることに気付かされたり、プロならではの定石を発見できたり、自分の思考とトッププロの思考を比較できたり様々なメリットがあります。たまにボソッと良いこと(定石や待ち読みパターン)を言う多井プロや、なぜこの牌が選ばれたのかを丁寧に理由付きで解説してくださる勝又プロの実況・解説は必見です。

数ある麻雀用語の何から覚えたら良いのか?

まず覚えた方が良い麻雀用語は、牌の呼び方(名称)です!

当たり前のことですが「マンズのいち」や「ヨンソー」などの言い方はせず「ローソー」「ウッパーピン」「ペンサンピンの一通テンパイ」などの言い方をします。最初の頃は耳慣れしていないので聞き取り、理解するのは難しいと思います。まずは自分自身が数字を言えるようになりましょう。

覚え方は123456789をまずは
イー・リャン・サン・スー・ウー・ロー・チー・パー・キュー
に置き換えて口に出してみましょう。見ないで言えるように何度も口ずさんでみてください。言えるようになりましたら、数字の後にマンズならマン、ピンズならピン、ソーズならソーをつけて完成です。

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なに待ちかを付け加える

次のステップは先程の数字の言い方に待ちの形を付け加えます。
ペンチャン・カンチャン待ちの場合、数字の前にペンもしくはカンを付け、①②持ちの③待ちをペンサンピンと言います。(下の画像)
リャンメン待ちの場合、待ちの形がスジになるため、リャンウーピン(②⑤)と言いそれだけでリャンメン待ちになっていると伝えられます。リャンメン形の3面待ちの場合はサブローキューソウ(369待ち)と言う言い方をします。

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しかし、スジで待つ場合が必ずしもリャンメンとは限らないため、ノベタンの場合はイースーソー(の)ノベタン、シャンポン待ちがスジの場合、イースーソーのシャンポンと言います。(スジシャンポンなんて言い方も)

単騎待ちの場合は牌の名称の後に単騎を付け○○単騎という言い方になります。

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シャンテン数をつける


テンパイするまでの残り手数をシャンテン数と言い、あと1手でテンパイ=イーシャンテン、あと2手でテンパイ=リャンシャンテンのように麻雀の数字の後にシャンテンを付け加え表現します。

そこに先程の待っている牌の言い方を付け加えて、イースーピンとカンチーマンのイーシャンテンと言います。(下の画像)

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更に情報がある場合(上の画像)では、七(チーマン)ツモでピンフ・高目イーペーコーのテンパイ(ピンフと言われた時点でリャンメン待ちだとわかる)
①(イーピン)ツモでイーペーコー完成のカンチーマンテンパイ、一手変わり(イッテガワリ)ピンフ(五ツモ)
④ツモで役なしカンチーマンテンパイ、一手変わりピンフ(五)もしくはイーペイコー(①か④)と付け加え、言葉だけでもどんな手牌か想像できるように表現する。

難しいので

まずは数字を麻雀語で言えるようにして、基本形の待ちは名称も覚えましょう。あとは麻雀を遊んでいる最中の会話に取り入れてみましょう。

例題

流局した際、「今何待ちだったの?」と聞かれたら、「カンサンピン待ちでで三色ドラドラだったの」と答えてあげましょう。

麻雀できる人感が今までの3倍になりますよ!(当社比)

ぜひMリーグの実況、解説をお楽しみください!!

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