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<点数計算講座>点数計算を覚えるその前に

こんにちはMahjong Academy Channelの新谷です。

皆様「点数計算」は得意ですか??おそらく大半の麻雀プレイヤーの方が苦手か嫌いとお答えすると思います。実際に今まで僕と麻雀をしてきた人の中で、うっかりの数え間違えを除き瞬時に点数がパッと正確に言える人は健康マージャンでは極めて少なく、その卓の中心人物で周りの人に点数を数えてあげているベテランの人でもたまに間違っていたり、70符以上はスムーズに出なかったりします。

雀荘でメンバーをしている時のお客さまでも数えられる方は半数くらいで、70符や90符の点数をパッと言える人は少なかったです。それでもフリー雀荘にお越しになる方の多くは、頻繁に出る点数はわかる方が多い印象です。

競技麻雀に参加しているプロ・アマチュアの方は点数計算ができることが必須(参加条件)ですので置いておくとして、家庭麻雀やネット麻雀で遊んでいる人はもちろんですが教室や道場に通っている方でも点数が分からない方はたくさんいます。
(ほとんどの方ができないと言ってもいい)
遊んでいる人口が多いゲームなのは間違いありませんが、点数ができない人はたくさんいらっしゃいます。何が原因でこうなっているのでしょう?

点数が数えられない理由

僕が考える、大半の方が点数を数えられない理由は大きく分けて3つあります

1、点数計算は複雑で難しいと思い込んでいる
2、練習する機会がない
3、そもそも覚える気がない

この3点です。


「点数計算は複雑で難しいと思い込んでいる」

「麻雀で遊ぶのは楽しいけれど、計算となるとちょっと」

「だって難しいでしょ?」

「符計算が分からない」

「覚えなくても遊べるし」

「ネット麻雀は勝手に点数を数えてくれる」

このような声を多々耳にしますが待ってください。点数計算はそこまで難しくありません。答えが必ず出る(1つしかない)点数計算は、何を切ったらいいか考えるよりも簡単です!

でも、「面倒くさい」。⇦(これが正しい感想)

慣れて言えるようになるまでが面倒くさいので諦めてしまいます。これは大半の方が簡単で正しい点数計算の勉強法を知らないからです。これこそが点数計算は難しいと思い込んでしまう原因です。


「練習する機会がない」

点数は覚えて1週間でスラスラと言えるようになるものではありません。何回も数えて、同じ答えのパターンを見つけて、何度も口に出す必要があります。最初は表を見て数える練習をすることになるでしょう。しかし、実際に麻雀をしながら点数を数える機会はありません。

なぜなら・・・

「誰かが数えてしまうからです」

ネット麻雀やゲームセンター、麻雀のアプリでは自動的に点数が計算されてしまいます。仲間内4人で行うセット麻雀や家族麻雀では4人の内、数えられる人が1人いればその人が全て数えてくれます。

「数えるのを待つ時間がもったいない」

「回数を多く打ちたい」

「自分が数えるよりも早い人に任せたい」

「待ってもらうのが申し訳ない」

このように考えますし、仲間内4人で雀荘で打っている場合は1時間あたりの場所代が発生しますし、ネット麻雀では相手を待たせる仕様にしてしまうと打ってくれなくなってしまいます。フリー雀荘では1半荘◯◯◯円の形で商売しているのでいかに早く回すかが大切です。半荘の回数を1回でも多くするためにも点数を数える時間は最短にしたいと考えます。

誰かの点数計算上達のために待ってくれる人は「麻雀教室」か麻雀仲間に教わる場合しかいません。麻雀教室は数える練習の場なので、あがった人を中心に4人で数え講師がサポートをし、わかる人が勝手に答えるのを止めたりもします。ですが通うのも費用はかかりますし、近くにあるとも限りません。

点数計算を実際に打ちながら練習する機会はかなり限られてしまう。

3、そもそも覚える気がない

これは仕方がないですね。覚えなくても遊べますし、麻雀の楽しみ方は人それぞれですから無理強いはしません。しかし!覚えた方が楽しくなりますので思い立ったら続きの点数計算講座を読んでくださいね。

この3点が僕の考える点数計算ができる人が少ないと思う理由です。

点数計算が出来ると思っている人

新しく麻雀サークルに参加される方や、フリー雀荘に新規で来られた方に必ず聞くことがあります。

「点数計算はお分かりになられますか?」

「点数は申告できますか?」

表現は多々ありますが点数計算ができるか聞く場面があります。

その時に「出来ない」(分からない)と答えていただいた場合は対応が簡単で、その人があがった際に見に行ったり、同卓(一緒に打っている)していれば数えてあげるだけです。

問題は点数計算が「ほとんど出来る」(ほとんど分かる)「だいたい出来る」「多少出来る」「符計算以外は出来る」と答えた方です。このお返事をいただいた9割の方は実際には点数がパッと出てきません。麻雀に仕事で携わる人は「点数計算が出来る」=「点数が瞬時に言える」と思っています。ここに大きな考え方の差が生まれます。点数計算ができると答えたほとんどの方はお店側からするとほとんどの方が出来ないに入ってしまいます。

良いんです!お店からすれば出来なくても遊んでくださるだけでOKなんです。先に点数計算は不慣れですと言っていただければ神対応させていただきます!!安心して遊んでください。

点数計算理解度チェック

1、二盃口の翻数は?
2、ピンフツモの点数を言える?(2・3・4翻全て)
3、七対子は何翻・何符?
4、点パネを理解している?
5、マンガン切り上げを理解している?
6、80符の点数を簡単に言うと?
特別編、場ゾロ(バンバン)を理解している?

特別編の場ゾロは点数を計算する公式に必要な麻雀用語です。これを除いた1〜6の中で1つでも分からないものがある場合は点数計算が完璧ではありません。

最後に

点数が今出来ない人はこれから覚えていけば良いのです。遊ぶだけなら点数計算が必須な訳ではありませんし遊びながら何となくこれくらいかなでもいいと思います。しかしこれだけは言えます。点数は多少の根気があれば誰でもマスターできるようになります。

また、まだ役と役の翻数を覚えていない方は点数よりも役を覚えることが大切ですので焦らずに役から勉強しましょう。

諦めず難しく考えずにこれから始まる<点数計算講座>にお付き合いいただいて皆様にマスターしていただきたいと思います。

乞うご期待!!

<サポートのお願い> 麻雀教室講師としての教室及び執筆活動、競技麻雀の参加遠征費等のサポートをお願いしております。ご賛同頂ける方はお願い致します。 個人/グループレッスンの依頼も受け付けております。まずはメールにてご相談ください。ponwasamahjong@gmail.com