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<点数計算講座>2日目 符計算の不要なパターン 〜マンガン編〜
こんにちはMahjong Academy Channelの新谷です。
点数計算講座2日目ということで過去の記事をお読みになっていない方はそちらからお読みいただくようお願いいたします。
満貫(マンガン)とは
点数申告の際に「マンガン」(満貫)と言われることはよくあると思います。子で8000点・親で12000点のあがりのことです。マンガンくらい知っているよ!と言われそうですが、では「マンガン」の意味はご存知でしょうか?
満貫とは点数の支払い上限の事で、子一人当たりの支払いが2000点を超えた際に2000点で打ち切る上限(リミット)のことを指します。
「8000点払っているけど?? 上限2000点??」
はい。これは麻雀の点数計算の仕組みで、まず「基本点」と言われる子がツモあがりをした際に子一人が支払う点数を算出します。この基本点が2000点を超えた際に打ち切られる上限のことを「満貫」と言います。
この基本点を「ヤオアルの原則」に従い、子が1に対して親が2支払うことで2000/4000となります。(子2人が2000ずつ・親が4000)
親があがった際は子から2ずつもらうため4000オールとなります。
(1のことを「ヤオ」2のことを「アル」と言うのでヤオアルの原則)
日本式麻雀のロンあがりの支払いは放銃一家包(ホウジュウイーチャパオ)と言って振り込んだ(放銃した)人が一人で責任払いをするため、2000・2000・4000の合計8000を、親に振り込んだ場合は4000✖️3人分の12000を一人で支払うことになります。
と、プロ試験でしか使うことのないような専門的な知識は置いておくとして、
満貫とは点数が増え過ぎないようにするために設けた上限で子が8000、親12000
に設定されていると覚えて下さい。
マンガンになるラインを覚える
基本点が2000点を超えた際にマンガンになり打ち切られますが、そのラインは4翻40符もしくは3翻70符になります。
40符の1翻(例えばリーチのみ)を実際に計算すると
4(場ゾロ)✖️40✖️2(1翻)=320(基本点)になります。基本点を子のロンあがりは4倍して1280点の十の位を切り上げて1300点。親のロンあがりは6倍して1920点の十の位を切り上げて2000点になります。
場ゾロや点数の計算式はまた別の機会にお話ししますが、麻雀は1翻増えるごとに基本点が二倍されますので、1翻40符の基本点320点は2翻になると640点、3翻で1280点、4翻になると2560点と推移していきます。
4翻の時点で基本点2000点を超えましたのでここで打ち切りとなります。
もしも満貫で打ち切らないと5翻で5120点にも昇り、子のロンあがりは20500点となってしまいます。
現代麻雀の多くは4翻30符・3翻60符をマンガンにみなす
「ロン!」
「リーチ・ピンフ・ドラ2」
皆様の遊んでいる麻雀では普段から上のやりとりは「マンガン」にしていると思います。
実はこの点数はマンガンにみなしている「マンガン切り上げ」と言う名のみなしルールを採用している場合の点数なんです。
先程の「マンガンになるラインを覚える」で4翻40符からマンガンになるとお話ししましたが、今回のピンフを含むロンあがりでは30符にしかなりません。実際に計算してみると
(場ゾロ)4✖️30✖️2の4乗(=16)は1920点
基本点は2000点に到達しません。これをロンあがりでの4倍をした場合7680点十の位を切り上げても7700点にしかなりません。しかし、マンガンまでの足りない300点(親の場合は11600点なので400点)をマンガンとみなすことで全体の点数計算が素早くできるため現在ではみなしルールの「マンガン切り上げ」が一般化しています。
このルールを採用している場合は「マンガン切り上げあり」とルール表に明記されています。
例、麻雀ゲームでは、麻雀格闘倶楽部(コナミ)ではマンガン切り上げは採用されず7700点。MJ(セガ)ではマンガン切り上げが採用され8000点。
この様に覚えましょう。
マンガン切り上げありの場合は4翻30符で「マンガン」
次回予告
次回は4翻でもマンガンにならないケースと、マンガン以上の点数の覚え方を勉強します。
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