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東の暗刻切りという手筋

2023年4月2日の達人戦1節。無料で視聴できる1回戦南2局1本場ついての自戦記、自戦解説をします。

このシチュエーションなら、皆さんは何を切りますか?
また、「古川何切る」を考えるのも面白いかもしれません。
局面はかなり忙しくなっています。

灘さんは6を先行してチーしています
優孝さんも灘さんに応じるようにこの牌姿から、6をチー
この状況の中、森山さんは⑥を切っています

勝又プロは降りたと言っていたけれども…

ここで選んだのは東切り。
この時に解説をしていた勝又プロは「降りた」と解説をしていました。
勝又プロは態勢論に理解があるためにこの状況での降りを考える選択肢についての説明も納得いくところです。
前々局では調子よくホップ→ステップ→ジャンプができそうなところから、森山さんの跳満の親かぶり、一方で前局ではその森山さんが親の灘さんに放銃。態勢論で考えるのならば、誰が次にツキを取るのかわからない状況。赤がありませんから、降りに回って様子を見たり、鳴きを入れた優孝さんや灘さんをケアするという方法もあるでしょう。
勝又プロが懸念していたのは「早切りによる手詰まり」3段目で放銃する状況、後で見たのでわかりましたが、森山さんに七対子、ドラ2で放銃すると手痛いことになりそうです。しかしサーフィン打法を考えた時には東を捨てる時には降りるとは別の視点があります。

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