瀬戸熊のことを改めて語る

Mリーガーのことを書いてくださいということですので、瀬戸熊のことを語ろうと思う。瀬戸熊は手作りもそうであるが、タメが聞く。
私とは真反対の選手だと感じている。

ある日の対局。親の瀬戸熊の混一色模様の手組みをしているところからリーチ。
親の混一色ならば字牌は先に鳴いているだろうということで打ち出したところで
「ロン」
手をひらいてみたら、一枚目はスルーしているのである。本手にぶち当たってしまった。18,000点の放銃である。この苦い経験を活かし、瀬戸熊が混一色をやっている時にはウカツに二枚目は切らないと決めている。彼の本手を逃れるための術である。
瀬戸熊にクセがよまれてこともあった。その時は苦労したものだ。

記事を書いているところで、Mリーグの観戦記も拝見させてもらった。
彼がした混一色の最後の待ちどりのところ、放銃牌となる五八を使い切ってのリーチ。
見事に尽きる。

この記事を見た時に私がした失敗ことを思い出した。
私が1〜2つないている時に相手がゴリゴリ押してきた。
私の手牌が 33 56789
そこで3を更ににツモって暗刻にできた。しかし、なんの気なしにツモ切ってしまったところが悪かった。この後に押しきれずに放銃となったのだが、9切りで対応できたはずだ。
333 5678
多面待ちの完成である。考えずに思考が凝り固まっている。

失敗で感じたのは今期の佐々木寿人の放銃。ぶいぶい押してきているところを
「すごいなぁ」
と感じているだけはダメ。リーチの現物を切っているところで寿人から
「ロン」
の声。大本手への放銃し、鳳凰位の挑戦権はオジャン。新幹線の中では反省しきりであった。

勝又のリーチに…
寿人の本手が入ってのダマ
一勝負しているところで「すごいなぁ」と思っていてはダメ。
今期をぶち壊してしまうような放銃をしてしまったのである。

誰でも歳をとる。お肌の曲がり角があるのと同じように頭にも曲がり角がある。練習不足が原因か?とか、痺れる麻雀を普段に取り入れる必要があるかなと思う。
健康麻雀の講師の同卓で、おじいちゃんとおばあちゃんと打っていていてはダメなのかもしれないな!(私の年齢は棚に置いておく、私はまだ若いと思っていますよ!)

体力の頭力で1番脂が乗っているのは50代かなと考えを巡らせている。瀬戸熊がその歳だったはずだ。
彼は日本プロ麻雀連盟の顔となっている。
連盟のタイトルも取っている。
クマクマタイムと言って、親の連荘で点を稼ぐ。行く行かないの判断も的確。
瀬戸熊がA2にいるのは過渡期。これは誰にでもある。
それを乗り越えての麻雀打ちだ、一流の上の超一流になるも目の前だ。

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