武石プロ何切る、古川孝次何切る。サーフィン打法の2ハン手役はどうするか?

電話がなり、ふと出てみると相手は大橋幸正プロからである。
B1にいる伊藤鉄也プロが私に用事があるということ。相手からの電話を待たずにこちらから電話をかける。
伊藤鉄也プロはともたけプロのうち筋をとても参考にしている。とても打てるプロだと感心している。伊藤鉄也プロがいうには
「実は武石プロが麻雀の壁にぶつかっていて、私と麻雀がしたい」
とのことだった。快く返事をした。
当日、伊藤鉄也プロも同席し
「見ているだけですから」
と言ったものの
「せっかくだから入って欲しい。私も武石さんの後ろで見たいから」
と言って、卓組をした。
メンツは、私、武石プロ、伊藤プロ、あらかじめて呼んでおいたアマチュアの黒子2人と交代交代という形をとった。
武石プロは壁にぶつかっているので麻雀のチェックをしてほしいとのことであった。とはいえ、私も壁にぶつかっているというか、もっと大変でブラックホールの中にいる気がする。私としてはむしろ、二人のプロから批評してもらいたいという気持ちでいた。
そんな中で対局がスタートする。

結果だけをいえば、伊藤プロが冴え渡り、圧勝。
私は不甲斐なく見せ場なし。という所である。
そういう対局の中の実践譜で武石プロのプロらしい選択とサーフィン打法らしい選択の差が見れたので皆さんと共有したい。

想定はプロリーグの1節の2回戦目である。
1回戦目の武石プロの成績は27,000点代の3着。成績としては▲7あたりだ。
場面はオーラス。ただし、時間打ち切り制にしていたので次の局はない。
各持ち点が
親:49,000点代(伊藤プロ)
南:19,000点代
西:27,000点
北:24,800点(武石プロ)
6巡目。フリテン絡みの影響のある牌はない。相手の河にも特徴がなく山読みが難しいという状況での牌姿として考えてください。

三三四四五五六七七 ③ 345 ツモ6 ドラ③
読者の皆さんはどのように考えますか?

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