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「藤崎にピンズは押せないよ!」〜41期鳳凰戦A1リーグ12節B卓自戦記〜

鳳凰位戦A1リーグ、応援いただきありがとうございました。結果として悪い展開となりました。自分でもどこが悪いのかを模索しているところです。

後2節。+200になれば、決定戦でも出れるでしょうが、私の身の丈にあった打ち方ではありません。自分なりのプラスを目指し、残留を目指していきます

対戦相手が強くて、かなわなかったのか、何か違う対策が必要だったのではないかと考えています。さて、今までのリーグ戦で降級ゾーンから、+100、+100と成績を残し
「古川さん、決定戦あるかもしれないよ」
ということもありました。生涯に1度の経験ですし、今の雀力の衰えを感じるとそういうことは起こりそうもありませんので、残り2節は最終戦の降級卓で気楽に戦える場所にいることができるように+を自分なりにつみ重ねていき、あとは他の対局者次第…。降級卓で身がすり減る思いをしないように頑張ります。

相手がどういう打ち手であるかを観察するのが最近の私の麻雀です

まず、それぞれの選手に感じたことを話していこうと思います。昔は
「俺の麻雀はこうだから、お前らが俺に対して対策を考えろ」
という打ち方だったのですが、映像が残り、それぞれがしっかり対策をとってきます。そして、リーグ戦は同じ相手と対戦します。今度は私が相手がどういう打ち手であるかということはある程度考えなくてはいけません。特に癖の強い相手がいた場合にはしっかり戦い方を覚えておかないと同じやり口で酷い目を見続けてしまいます。
皆さんの周りで強い打ち手がいた時にはしっかりと観察し、対策を考えて対局に臨むといいと思います。

藤崎は調子を取り戻したのではないか?

最近は悪い成績だったのが藤崎です。
「こんなんじゃないのになぁ」
と思っていたのですが、今期はイメージ通りに戦えていたのではないでしょうか?
彼の強烈なダマ聴に刺さったことも感じていて
「戻ってきたんじゃないか?」
と感じているところです。

藤島は私とは違う鳴き派

藤島は私と同じ鳴きを多用する打ち手であるのですが、私と違うところは鳴いてしまえば、押し切ってしまうところが私と違うところです。
森山さんが私を褒めてくれるのは
「受けがしっかりしているところ」
と言ってくれます。一方で藤島は私が押せないような牌も強く攻めていき、自分のあがりにしてしまったり、時に強烈な放銃をしてしまう打ち手でもあります。
鳴き派や面前派という言葉については別のところでお話をしていますが、鳴き派でもその後の行動に大きな違いがあるところをA1リーグで見てほしいところです。

西川はしっかりとした麻雀を打つ強者だ

一方で、西川は連盟らしい、本格派を名乗ってもいいのではないかと思います。
「西川の一撃は重い!」
という意識を持って戦っています。
私や藤島のような手数を看板にしている打ち手は、いかに西川の高打点をかわすか当たらないようにするかがテーマになります。
藤崎は何を考えて西川と戦っていたかは分かりませんが、藤崎は小島武夫、森山さん、瀬戸熊などという高打点の打ち手と常に戦ってきた打ち手です。彼なりの思惑はあったはずです。

⑥を打つのは簡単だけど…

さて、今回ピックアップ局は1回戦目の南2局の聴牌の場面です。
答えはいかにも簡単かと思います。しかし、この時に何を考えていたか、もう題名にしている通りのことがほとんどなのですが、さらにお話ししようと思っています。
その後の私のうち筋と、その後の他3人がどう考えていただろうか…。
そこまで話をしていけば、皆さんにも有益な話になるでしょう。

今回は無料公開しているところのお話になります。
映像を見てから私の話にふれ、もう一度見直すととても勉強になるはずです。
A1リーガが何を見ているか?を意識してください。

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