ツキの流れとリーグ戦の4半荘

1年を振りかえってみて、私が鳳凰位のリーグ戦を闘う時の心がまえを話してみよう。
すでにご存知かもしれないが、リーグ戦のA1の説明を念のために復習しておくところから。
リーグは1年間行う。今期から、A1リーグを16人にする準備を行う。1節が4半荘で13節。今期からは人を増やしているために均等に戦うことはできないが、それでも順位によって最後の対局を行い、ベスト3が決定戦に進出。鳳凰位についているものと1日4半荘を4回やって、チャンピオンを決定する。

ということで、鳳凰位を獲得するため、あるいは他の連盟員のほとんどは昇級するためにそれぞれのリーグ戦の節を勝負していくわけだ。そのときに私が考えていることを書いてみようと思う。アマチュアの方々で競技に出ている方にも参考になると思うし、それぞれの立場で麻雀を続けてやるという時の指針にもなればいいと思っている。

まずは1半荘目がものすごく大事で、好不調を感じるようにする。流れはもちろん、自分の勘や色々なものを整理するときとする。今日は不調だな…とかついてないな…と思うときには勝てないわけであるわけだから「いかに負けを少なくするか」というように変えていくのが得策である。
この辺りはリーグ戦の試聴をしていればよく聞く話だと思うが、じゃあやってみろと言われると非常に難しい。なので、もうちょっと突っ込んだ話をしてみる。

好調の時はなんでも上がれるし、仮に先手を取られたとしても、ネックだったカンチャンが埋まったりしたりしてあっさり聴牌し、その後にひょっこりツモってしまった…という経験はどなたにもあると思う。こういう時は好調と考えればいいだろう。
普段の麻雀を打つ時にも何半荘打つと決めていたときにも使えることだが、1半荘目にトップを取るとホッとする。皆さんもきっとそうであろう。
トップを起点として、あとは崩れないように闘うのがポイント。点棒を持っていると案外、心に余裕が持てて他家のリーチなどにも十分な対処ができる。

問題は不調な時
1回目の半荘のときに大きな失点で負けていたりしたら、気分はどうしても前のめりになってしまう。ある意味普通な気の持ちようでもあるが、私が言いたいのは前の半荘のことを全く意識しないようにすること。どのくらいの意識と考えると2半荘目を1半荘目と考えるぐらいにすること。このぐらいにひきづらないこと。
このぐらいの意識でいないと冷静になることができない。大事なことなので繰り返すが、麻雀を打っている自分を見ている姿、俯瞰する自分を作り続けるためにはこのぐらいの意識がないとできないものである。

冷静な意識がないと、2半荘目、3半荘目の時の打ち方が崩れてしまう。
例えば、マイナスしたときに、2半荘目に勝負だと思って相手のリーチに真っ向勝負と考えてしまうのは危険なサイン。1半荘目にトップと取っていれば守勢に回れるゆとりがあるはずなのに放銃をしてしまう。立直をしている人が好調な相手だと思ったのならば、考え方も変わるはずなのである。

これが1半荘で勝負が決まるということであれば話も変わってくるのであるが、長い1日を闘うということを考えるのならば、尚更である。

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