愛とは

あのひとは彼氏のために手を焼き
あのひとはいつも誰かのほう見つめ
あのひとは羨んでは彷徨い
あのひとはふられて悪酔い
愛してくれるならきっとそれが一番だわ
誰かのために生きたつもりが
全部自分のためで
到達したい思いだけが待ちぼうけ
愛に苦しみ愛に喜び
やがて飽きて自分を愛しにいく
それができたらもうなにもいらない
わたしがほしいものは
わたしが生み出すから
他人に求めるものじゃない
そう気づいた冬だった

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