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最終回前夜

こんばんは。
木村です。

久々のnoteです。
明日、ついに最終回を迎える主人公。
第1話が配信されたのは、ほんの一ヶ月前のことでした。

INDIEZが作るものの第2弾として何を作るのがいいか。
そんなことが形になり始めたのが、半年前のこと。
主演が決まり、
脚本が完成し、
キャスティングがどんどん決まっていき、
クラウドファンディングがスタートし、
撮影が始まって、
撮影が終わって、
編集が始まって、
完成披露試写会を行って、
第1話が配信されて、
こうして明日最終回を迎えます。

こうして文字で書くと本当にあっという間です。
でも、とてもたくさんの思い出が詰まった半年間でした。
この明海大学という場所で、たくさんの思い出ができました。
ゼミ室、食堂、購買、廊下、芝生、ベンチ、花火、
どこを見返してもそこに主人公の彼らがいます。
こんなに楽しくて充実した夏はなかったんじゃないかと思うくらいです。
いや、きっとなかったんだと思います。
胸を張って、最高の夏だったと言えます。

この作品を通して、エンパスという要素を入れたこと。
僕自身共感覚とかそういうものを描きたいという気持ちが根底にはありました。
しかし、共感覚というものは描くのがとても難しい。
そんな時に、共感能力というエンパスというものに行き着きました。
日本人は察するという能力が他の人たちよりも優れている。
察する事が美徳とされてきた文化を持っているから、
自然とそうすることを当たり前のように感じてきているんだと思います。
だから5人に1人がそうだとも言われている。
そんな純日本人的な能力を、
スーパーナチュラル的なものでなく
より一般的な生活の中に紛れ込ませて描きたい。
ドラマというパラレルワールドの世界でなく、
同じすぐ横の世界線の中に彼らが存在しているような
より身近なものとして感じて欲しかったからです。
エンパスも、同性愛も、就活も、恋愛も、自己愛も、全部同じ悩み。
人が生きていく上で、優劣もレベルもなんの差もない等しく "今" 最大の悩み。
森永は、とても素直な形で素敵な脚本として形にしてくれました。
キャストの皆さんは、まるでそこに生きているかのように、
自然に情感たっぷりに、現代の大学生感を存分に演じてくれました。
ありがとう。
それぞれに伝えたいことはたくさんあるので、それはまた今度書きます。

クラウドファンディングにご支援くださった皆さま、
きっと最初は、
誰だこの2人組は?本当に大丈夫なのか?
そう思ったことでしょう。
それでも、ご支援してくださったこと。
こんな未知数な僕たちに協力してくださったこと、
心から改めて感謝いたします。
ありがとうございました。

「主人公」は明日最終回を迎えます。
明日、YouTubeに僕がアップロードをした段階で最期を迎えます。
どんなことにも始まりがあれば、終わりがくる。
とても辛いことですが、嬉しいことでもあると思います。

純太、大介、勇次郎、茜、春菜、亘、亜里沙、芽衣、
拓巳、祐奈、大史、勝、ユリ、
冴子、中曽根さん、吉田先生

彼らは確かにこの世界の中で、
そして皆さんの心の中に残っていくはずです。
何か辛いことがあった時、悩んで先に進めない時、
等身大でまっすぐにキラキラと生きている彼らを思い出してください。
そして、自分を認めてあげてください。
受け入れてあげてください。
きっと、彼らがそっとあなたの背中を押してくれるはずです。

最終回、どんな形で彼らは先へ進んでいくのか。
これが彼らのゴールであり、スタートです。
まさしく、大学生という子供と大人の狭間から、
大人へのスタートラインを切ります。

一歩ずつ踏ん張って、先へ進んでいく彼らを
優しく見守ってあげて、一緒に進んでいきましょう。
僕もそのうちの一人です。


最終回、10月7日(月)18時から。


是非、じっくりと時間をかけて、
みてください。


それでは、また。



INDIEZ 監督・プロデューサー
木村真人


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