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取り返しのつかない失敗と塞翁が馬(さいおうがうま)
取り返しのつかない失敗ってしたことありますか?
実は最近、我が家でこれが起きました。
私の肘が夫の眼に当たり、夫が網膜剥離(もうまくはくり)になったんです。
40代以降の人は要注意!
網膜剥離って何?
網膜剥離はボクサーなどの格闘家などが、殴られたりして起こすことが有名ですが、老化が原因でもなる眼の病気です。
眼の奥の網膜がはがれて、ひどい場合は失明することもあります。
今回夫は、幸い失明には至りませんでしたが、
目の前に銀河のような大きな曇りが常に視界に残ってしまった夫。
はい、私のせいです・・・チーン
この出来事をツイートしたのはこちら。
実は1週間前に…私の肘が夫の目に当たり、夫の目が網膜剥離になってしまいました。視界に銀河のような曇りと糸くずが発生。治らないものです💦
— もよ@したたかに老いるアラフィフ (@mahirunowatashi) July 26, 2020
レーザー治療の後、今日の通院で、何とか拡大はしてない模様で安心しました。
目は大事ってツイートした直後の家庭内事故!?皆さん、目は本当に大事にね😭
今回は、この事件のいきさつをお話しつつ、私が何を思ったかシェアさせていただきます。
生まれて初めて書くnoteです。
何かを感じ取っていただけたらこの上なく嬉しいです。
事件のいきさつ
私は、アラフィフのワーママで、
夫、高校3年生の息子、小学5年生の娘の4人暮らし。
先月のある日。あっという間の事件が起きました。
私がベッドで昼寝をしていたら、夫が近寄ってきて、後ろからいたずらを!
私が振り払おうと
「やめてッ!」
と腕を振ったら、、、、
私の肘が左目に「ガツン」とヒット。
夫はいい年して、いたずらっ子のような人。
子供や私に、くすぐったり、顔をペロンと撫でたりするのは日常茶飯事。
私は不意に触られるのが好きじゃなく、、、
しかも眠かったのもあり、いつも以上に強く振り払ってしまいました。
夫の眼鏡がゆがみそうなほど。
夫は痛がりながらも、その時はまだ、視界に異常はなく。
その後2~3日経って「眼の奥がずっと痛い」と言いだして。
目の前に糸くずのようなものが飛んで見える飛蚊症(ひぶんしょう)の症状が出てきました。
病院に行く?と聞いても、病院嫌いの夫は「行かない」と。
口が悪い夫は、
「妻に暴力受けた」とか
「おまえにやられた」と言い続け、
私も気に病んでおりました。
そんな中、たまたま私が結膜炎で眼科にかかり、ついでに夫のことを聞いてみたところ・・・
「すぐ病院に来てもらってください!」
網膜剥離の恐ろしさ
夫の飛蚊症は、だんだんと銀河のような曇りに発展してきて。
夫もさすがに怖くなり、一緒に眼科に行ってくれました。
眼科では瞳孔を開いて精密検査しました。
その時の先生からの話はこちら。
・網膜剥離を起こしている。
・レーザーでこれ以上悪くならないための手術をする。
・2週間は仕事も控えて安静に。乗り物にも乗らず、眼をなるべく動かさないこと。
・安静期間中に安定しないと水がさらに広がって、入院して大きな手術になる。
・とにかくこの2週間、いかに安静にするかが勝負。
・ひどい場合は失明のおそれもあり。
早速手術で、レーザーを300発以上打ちました。
めくれた網膜の周りを固める作業のようです。
打たれる度に、強い痛みが走り、緑色の光が見えたそう。
よく耐えてくれましたT T
帰宅してからの2週間は、絶対安静。
爆弾を抱えているようで、本当にコワかったです。
度々の受診で確認し、幸い更なる手術は要らず、銀河を残したままそのまま安定となりました。
人生万事 塞翁が馬
これ以上ひどくならなかったのは不幸中の幸い。
夫は普段の生活を取り戻すことが出来ましたが、それでも夫の目には白く曇った銀河が残り続けます。
他の人には見えないけど、夫にとっては、、、
この先もずっと視界に立ちはだかる邪魔者です。
人間の受け取る情報の8割は眼から入るそう。
私は、夫の外界との最重要なインターフェイスに
一つのマイナスを与えてしまったことになります。
あーー。
「塞翁が馬(さいおうがうま)」って話をご存知でしょうか。
簡単に言うと、こんな話。
塞翁が馬は、「人間訓」に記されたひとつの故事が語源。
主人公塞翁は、自分が飼っていた馬が逃げてしまうという災難に見舞われる。このときに周囲の人は、塞翁を「とんだ災難にあった」と慰めた。
しかし、塞翁は「これは幸運だ」と言って取り合わない。
逃げた馬は、のちに駿馬と一緒に再び家に帰ってきた。周囲の人は塞翁にお祝いを伝えに行くが、彼は「これは災難だ」と答えた。塞翁の言葉通り、彼の息子が駿馬から落ちて足を骨折した。周囲の人が見舞いに行ったときに、塞翁は「これは幸運だ」と答えた。
後に戦争が起きて地域の若者は徴兵されたが、彼の息子は足の骨を折っていたため、戦争に行かずに生きながらえた。
「塞翁が馬」は、このように巡り廻る運命の不思議さを題材にしたストーリーが元になっている。この言葉には、「人間が予測できることには限界があり、一時的な出来事に振り回されるのは愚かなことだ」などのメッセージが込められている。
私が仕事で辛かった時期に、中国人の友人が教えてくれた言葉です。
何か悪いことがあっても、それが悪いことかは分からない。
今回もこの言葉が救いになりました。
今回、網膜剥離という災難に見舞われましたが、何か幸運を見つけるとしたら、、、
中高年の身には何が起きるか分からない!
日々健康に気を付けて、
定期的に検査を受けて、
しっかり予防していこう!
という気付きになったということかな。
皆様もどうぞお気をつけて。
ちなみに、夫はいたずらっ子で口が悪い人ですが、網膜剥離になった原因(私の肘鉄!)は他人には話していないよう。
実は優しい人なんです。
「したたかに老いる」って塞翁が馬の繰り返し
病気になったり
事故に遭遇したり
災害が起きたり
人生100年時代、この先の人生も、いろんなことが起きてくると思います。
今回一番つらいのは夫です。
ずっと続いていく目の前の銀河を、私も忘れず一緒に背負う気持ちでいなければ。
とはいいつつも、むやみに引きずりすぎずに、前を向く。
いくら気をつけつつも、塞翁が馬。
何事もいい事か悪い事か分からない。
そんな凪の海のような心で、老いていきたいと思うこの頃です。
【40代以降注意!】網膜剥離は老化現象で起きたり、強度の近視等で元々網膜が弱い人にも起こりやすいようです。強打してないので、網膜剥離のわけがないと思い、油断してかなり進行してから受診する方が少なくないそう。網膜剥離は基本的に痛みを伴わないそうです。
特に40代以降の皆様!痛みの有無にかかわらず、見え方に異常(飛蚊症、視野欠損、物が歪んで見えるなど)があれば、すぐ眼科に行ってくださいね。
我が家も、今回、ツイートがきっかけで、ツイ友さんからおすすめの病院を紹介いただきました(感謝!)。半年の経過観察が終わったら、そちらに夫婦で定期健診に通い、老化による再発を防止しようと思います。
私の初めてのnote。
最後までお読みいただき嬉しいです。ありがとうございました。
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