ぽてぽて日記 #25
薄暮の霧で
謎を解き進め、ついに新しい扉を開こうとした瞬間、仮面の少女が止めに来ます。
「行ったら後悔する!」
と。
彼女は、少女の事をよく知っているようです。つんけんした態度も、この扉を開かせないようにしていたのだったら、納得です。
それでも、少女は扉を開きます。
薄暮の中、積まれた本の山。
迷路……。ふむ。
クラピカ理論の出番ですね! わかるとも!
迷路を突き進む少女の脳裏には、記憶の残滓が浮かびます。
月明かりのピアノ? 最後の演奏……う、頭が……
霧の中を突き進んでいくと、そこには一台のピアノが……。
ピアノを弾こうとさわった途端、高難易度の曲が強制エンカウントしました。
地下室の時も、高難易度がエンカウントしたので、もしかしたら、誰かの深層意識がそうさせているのかしら。
さて、このピアノ、月明かりの屋上庭園にありました。
まるで、最後の演奏会のようです。
ん?
?????
このこうけい、あれじゃん。
この洋館の謎解きを進めていく時、ふとそう思ったんです。
まぁ、こっちもこっちで、凄く深いし怖い物なんですけれどね。
どっちの親も毒を通り越して、劇毒親でしたし。
ステップを踏んで
前回までは木を育てていましたが、今度からは透明な怪談。
曲を奏でて、進んでいきましょうか!
少女の旅もそろそろ終わりを迎えていくようです。
援助金は私の創作物の印刷費に主に使用されます。 また、余裕があれば保護猫ちゃんにも使いたいなと思っています。よろしくお願いします。