2023-W06

2023/02/06

プロの洞察力は経験則や勘の他にも、環境が違っても一定のパフォーマンスを発揮するためのアジャスタとしても使われていて凄い、と言う出来事が近所の医者に診察されて感じたこと。

デザインパターンという言葉を知ったきっかけは学生時代に建築関連の本を読んいたことだった気がする。建築家には総じてロマンチックなところがあると思い始めたのもその頃だが、街並みを解析して家の快適さや街の暮らしやすさを再現可能にする試みには感動した覚えがある。

ソフトウェア工学でも"デザインパターン"の言い回しがあり、それは一般名称だと長らく思っていたら建築土木のデザインパターン思想に感化されてソフトウェア工学でも実装可能なフレームワーク(分析手法)として作られた。と言う経緯をなぜか先週くらいに聞いて今更ながらプチ感動を味わった記憶は新しい。

再現性を求める、何かしらの原理を見つけて物事を発展させる姿勢はサイエンスの基本なんだろうけど、やっぱりロマンチック的な側面があるなーとは感じている。必要なのは論理的思考だが原動力は目の前の問題ではなく一歩進んだ未来なので。

2023/02/07

続けることは立派かというと毒にも薬にもなるので何とも言えない、というのが個人的な意見になる。練習は量がものを言う一方で、本番に備えるにはすること自体を減らすことが1番良いはず。

継続は〜の諺にはなっているけど多分に生存者バイアスがかかっていているなーとは感じている。続け方が優れていたから続いたのであって継続は目的ではないし、結果を出し続けるという行為に付随しているだけ。老舗は時代の変化に乗る試みを続けた結果で、それ自体の力以外にも色々な環境条件で成り立っている気がする。

良い成績を出し続けるには訓練が必要でinput/outputよりoutcomeを重視しないと環境の変化をうまく評価できないので、フィードバックサイクルはやっぱり重要。

2023/02/08

一般論として男より女の方がストレス解消が上手いかも、という話をした。
表現力の多寡に性差があるとは思ってないけど、日頃のストレスをネタに雑談するスキルは圧倒的に女子力の範疇では、と思い当たる節は多い。恒常性に対して男は意識が低いかもな…という心当たりも多い。

性差のことを考えると、「父と母からアングルとフレームを学んだ」と言っていた写真家のことをよく思い出す。彼の作品は全然覚えていないので、、写真集でも見直そうかな。図書館にもありそうだけど写真集の類は貸出可能なんだっけ。

2023/02/09

podcastを聴いていたら「今はツールが多すぎてその使い方に労力を割いてる。重要なのはどんな価値や感動を生み出せるかじゃないか?」という(主旨の)発言があった。道具の大切さは置くとして、共感する部分は多かった。

日本でいうなら人口は減っている一方で、問題は拡大して状況は複雑さを増しているというジレンマはある。その危機感からツール重視になっているかな、という意識はある。

全体的な傾向としては問題は先送りされ続けているところは、気になり続けている。問題の先送りって利己的かつ短期的な行いなので邪悪さしかないので、善意の総体が邪悪という印象を拭えない。

目指す方向性や全体像に意識がない一端として、利己的な行いが許容されたり通用するのかな。個人的な指針としてはボトムアップと個別化に価値を感じているので、そんな生き方を自由と捉えているのかもしれない。

  • ボトムアップ:
    ボランティア精神とかNGO活動、コモンセンスの向上など。極論すれば革命?

  • 個別化:
    自営業とか民主主義など。良い具体例は…音楽のセッションとか?

2023/02/12


今日は一方通行の道に突入しかけた… 記憶する限り最大の運転ミスだったけど交通事故の危険は無かったのは運も良かった。後続の車に1番迷惑をかけた気がする。

そのツーリング先は戦前に開業した元・料亭で現在はカフェのお店。モーニング時間に行こうとしたら寝坊したので1時間ほどお茶でのんびりしていた。2階に上がる階段は「となりのトトロ」を連想させるくらいの傾斜で、座敷席は数えたら25畳の広間、本当にゆっくり時間を過ごすのに適した空間だった。

広間は2面がほぼ全面ガラス格子と接していたので、断熱性能度外視のつくりだったがいつ頃からこうなんだろう。畳には囲炉裏が必ずあるわけでもないよなぁ…。現代ではエアコンが2基働きつつ店員さんが膝掛けをくれたので、おしゃれにはマメさと我慢が必要なことがよく分かる間取りだった。

午後はオンラン勉強会(無料)に参加。
この晴れた陽気の休日に部屋でPC触って楽しむ心は高尚。ボランティアは相手がいるものだけれど、自分が前に進む過程がたまたま一致しているだけでこんなに恩恵があるんだなー、とアンケートでも感謝の意を伝えた。ソフトウェア産業はなぜかボランティア精神でコアの部分が回っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?