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高遠 ちどりさんの創作大賞応募作は『怪異マニアの仲條先輩は今日もお気楽』ホラー小説部門です。章立てで全三章、現在は二章まで完結済みです。スッキリ読みやすい、ホラーらしいホラー作品で夏の夜にピッタリです。
https://note.com/light_clam8523/n/n1a79233d7142
高遠 ちどりさんに『レンタルボックス』をご紹介いただきました。私のあらすじ文と差し替えたいほどの絶妙な紹介文です。ありがとうございます。
https://note.com/light_clam8523/n/n64db3536237b
鰯野つみれさんの『シュレディンガーはたぶん猫。』ホラー小説部門です。全部読んでから紹介したかったのですが、応援期間が今月末までなんです。まず三話まで読んでみることをオススメします。
https://note.com/iwashinotsumire/n/n584b9c63cdb4
鰯野つみれさんから『レンタルボックス』をご紹介いただきました。お祭りに参加するとは、読むまでも含めてなんだと改めて思いました。本当にこういうところだな、と思います。
https://note.com/iwashinotsumire/n/n545bc41fa859
カレーをかける前の男
カレーをかける男 #中辛
カレーをかける男 #辛口
カレーをかける男 #甘口
千代田区神田の神保町は、どんなイメージがありますか?
古本屋。喫茶店。それに……、カレーの聖地。そうですよね。それなら良かった。僕たちの努力は無駄ではなかった。
僕はね、僕にとって神保町は監獄の街です。そんな話聞いたことない? そりゃそうです。記憶や記録から消されてしまったんです。だから、これは僕の戯言だと思って
高遠 ちどりさんの創作大賞応募作は『怪異マニアの仲條先輩は今日もお気楽』ホラー小説部門です。章立てで全三章、現在は二章まで完結済みです。スッキリ読みやすい、ホラーらしいホラー作品で夏の夜にピッタリです。
https://note.com/light_clam8523/n/n1a79233d7142
高遠 ちどりさんに『レンタルボックス』をご紹介いただきました。私のあらすじ文と差し替えたいほどの絶妙な紹介文です。ありがとうございます。
https://note.com/light_clam8523/n/n64db3536237b
カレーをかける男 #甘口
甘口
「部長、さあ着きましたよ」
慎一は部長を彼女の家まで送った。
「あー、ありがとー。ふぁー」
玄関に入ると、部長はその場に寝転んだ。
「ダメですよ。こんなところで寝たら」
「だーいじょうぶ」
「ちゃんと、着替えて布団で寝てくださいね。いいですね。僕は、もう行きますよ」
慎一がドアノブに手をかけたとき、寝転んだ部長がズボンの裾をつまんだ。
「ねえ、なんでカレーをかけるの?」
「え?」
「
カレーをかける男 #辛口
辛口
薄暗い居酒屋チェーン店で、テーブルを挟んで慎一は部長と対面して座っていた。
二人の間には緊張感が漂っていた。
部長から「相談があるの。ちょっと付き合ってくれないかな、国崎くん」と誘われていた。相談とはなんだろうか。
氷がたくさん入ったジョッキのレモンサワーを、部長はこくこくと飲んだ。あまりお酒は強くないらしい。薄い化粧の奥で頬が赤く染まっている。
「それで、今日もカレーは?」部長が
鰯野つみれさんの『シュレディンガーはたぶん猫。』ホラー小説部門です。全部読んでから紹介したかったのですが、応援期間が今月末までなんです。まず三話まで読んでみることをオススメします。
https://note.com/iwashinotsumire/n/n584b9c63cdb4
鰯野つみれさんから『レンタルボックス』をご紹介いただきました。お祭りに参加するとは、読むまでも含めてなんだと改めて思いました。本当にこういうところだな、と思います。
https://note.com/iwashinotsumire/n/n545bc41fa859
カレーをかける男 #中辛
中辛
静寂に包まれた空間に、柔らかな光が天井から降り注ぐ。
そこは美術館。
展示室に一歩足を踏み入れると、厳かな雰囲気が漂っているのが分かる。高い天井から吊るされたシャンデリアが煌めき、壁には精巧な額縁に収められた絵画が所狭しと飾られている。絵画には説明パネルが添えられ、訪問者は一つ一つの作品をじっくりと鑑賞している。
慎一は恋人のマミと上野にある美術館を訪れていた。静謐な空気が二人の間