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離婚調停~婚活マラソン

離婚調停の申し立ては、家庭裁判所で行います。そんな場所なんて知りたくなかったし、行きたくもなかった。でも、このままではどうにもなりません。

ペーパードライバー教習に通い、車を運転できるようになった私は車で家庭裁判所に向かいます。教習に通い始めた頃は、まさかその数年後、調停の申し立てのために車を運転して家庭裁判所に向かうことになるとは想像だにしていませんでした。

この一連の騒動の間、私は自分の事でいっぱいいっぱいで、子ども達のことはほとんど放任でした。子どもたちの面倒はほとんど、最初の夫がみていました。

母親として失格の私は、子どもを手放した方が良いのかもしれない、その方が子ども達も幸せかもしれない。そう感じていた私は、離婚したら親権者は最初の夫になるのかなぁとぼんやりと考えていました。

しかし、離婚後をシミュレーションしてみると、最初の夫が子ども達を引き取ることになったら、たぶん仕事と子育ての間に挟まれていっぱいいっぱいになり、最初の夫は子ども達を義実家に預けてしまうだろう、そうなったら私は一切、子ども達と会えなくなってしまうと思い、それは嫌だと思いました。

そして離婚について母に相談した際の母の言葉を思い出したのです。
「母親というものは、自分の子どものことは決して忘れないわ。忘れることはできないものよ。もし離れてしまったら、なおさら思い出さない日はなくなるわ。子どもは、決して手放してはいけないのよ。」

私は調停の申立書に記入をする際、子どもの親権者を書き込む欄に、私を子どもたちの親権者にする、と書きました。

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私の2回の結婚、2回の離婚、そして事実婚にたどり着くまでの婚活の履歴について書いています。 うまく行かなかったこと、それをどう反転していっ…

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