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『肩に』

かかる半端な長さの髪

お揃いの斜めがけの鞄

あなたの吐息と
唇の感触

全て捨てられたら
今よりずっと軽やかで
でもきっと悲しくて

あらゆる重さに負けないように
今日も私はひっそりと
月に向かって背筋を伸ばす

#一かけらの今 #恋愛詩 #詩

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