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VTuberがzoom飲み会配信をするための方法を考えてみた

皆様おはようございます。
バーチャル地球外生命体・櫻井眞尋でございます。

新型コロナウイルス流行に伴う政府からの非常事態宣言発令により、世間では外出自粛、仕事もテレワークが普及し、となり文字通り『世界が変わる』瞬間を目の当たりにしております。
そんな中、テレワークに使うビデオ会議システムを用いた新たな試みが流行の兆しを見せています。

それが『オンライン飲み会』です。
「zoom飲み」などとも呼ばれ、文字通りzoom等のビデオ会議アプリを用いて、パソコンやスマホの前でみんなで集まって飲もう、という新たな試みです。
とくに4月は歓迎会シーズンですので、コロナ禍で飲み会ができない現状も相まって、インターネットユーザーを中心に広まっています。

さらにこのオンライン飲み会、ビジネスパーソンの垣根を超えてYouTuberまで波及しており、オンライン飲み会の様子をYouTubeライブで配信するケースも増えており、今後定着していくことも予想されます。

うん、超楽しそう。

私自身3月から新しい職場での勤務となったわけですが、案の定コロナウイルスの影響で入社早々リモートワーク、歓迎会のかの字も無いような状況に置かれています。また私はYouTuberの端くれでもありますので、遠方の友人とのオンライン飲み会が超楽しそうだということに加え、配信もやってみてぇ!という感じで、興味津々っぷりを隠せないわけでございますっぷり。

というわけで、VTuberの私がオンライン飲み会をやるための方法について考えてみましたので、ご紹介いたします。

オンライン飲み会をやるための方法

まずはオンライン飲み会の具体的な方法について、ご紹介します。
一般的なオンライン飲み会では、zoom・Microsoft Teams・Googleハングアウト、Skypeといったビデオ会議システムを使います。
自分の映像をWebカメラで映してビデオ通話をする感じで、参加者それぞれのWebカメラ映像をまとめて表示させることができるので、全員の顔をいっぺんに見ながら、各自パソコンやスマホの前で思い思いのお酒や食べ物を持ち寄って会話に花を咲かせる、と言った流れになります。

ただしVTuberは、Webカメラはフェイストラッキングで使用しています。
そもそもがWebカメラで映し出せるものはVTuberではなく「魂」の方のガワに過ぎず、バーチャルの実態を映し出すことは困難です。※自分でVTuberアバターのコスプレをすれば話は別ですが。

では、どうすればいいのでしょうか?

色々と調べたところ、「ある方法」を用いてVTuberアバターの姿をビデオ会議アプリに取り込んでしまう方法があることがわかりました。その「ある方法」の手順は大きく2通りあります。

1.FaceRigなど、会議アプリが認識してくれる機能を持ったソフトを使用する
2.OBSなどバーチャルカメラ設定ができるソフトを介して会議アプリに表示させる

櫻井眞尋の麗しいVTuberアバターは『Vカツ』というアプリを用いて表示・動作をさせています。Vカツには出力の機能がありませんので、上記の2に示した方法を用いることにしました。
この方法でVカツで表示したVTuberアバターをzoomで取り込むまでには、大まかにこのような流れとなります。

Vカツのルームモードでカメラトラッキングできるアバターを表示
↓↓↓
OBSでVカツのウインドウをキャプチャー&バーチャルカメラ出力
↓↓↓
zoomのカメラ設定をOBSのバーチャルカメラに設定する

この方法を用いることで、Vカツでのフェイストラッキングができるアバターを、zoomに表示させることに成功しました。

参考リンクと注意するポイント

方法を具体的に書いても参考にしたサイトの丸パクリになりそうなので、参考にしたサイト自体をご紹介します。

・Vカツ(steam版)の使い方・webカメラで動かす方法を紹介
https://degifeel.com/vkatsu-how-to/
・OBSをバーチャルカメラとして出力してZoomやTeamsで映像ソースとして認識させる方法
https://level69.net/archives/26918
・Zoomに好みのアバター(自作含む)で参加する方法
https://appleroid.com/pc/how-to-use-zoom-avatar/

Vカツ自体が出力に関して多機能なアプリではないため、力ワザに力ワザを重ねてzoomまで到達しています。ただし、それゆえに大体のことは力ワザの調整でなんとかなってしまうのもまた事実だったりします。

また、私が試した限りではzoomで取り込んだバーチャルカメラの映像は左右反転してしまっていたので、OBS上で取り込んだVカツの映像は「ソースの水平反転」という機能を使って左右反転させています。

というわけでこんな感じで取り込むことができました。テストなのでボッチです。決して飲み会会場でみんなの到着を待っている陰キャ会社員の姿ではありません。

ちなみにzoomで背景を合成させることもできますが、バーチャルの素体なので背景は重ね放題です。というかOBSを使うならばそちらで背景を重ねたほうが綺麗にできると思います。そのためzoomでの合成機能は使うことを想定していません。

というわけで、思い立ってから30分程度でVカツアバターを使って、zoom会議に参加することができました。

オンライン飲み会やりたい!できれば配信も!

というわけで、zoom会議に参加できたからには、いよいよ本命のオンライン飲み会や、最終的にはVTuberさん集めてzoom飲み配信もやりたいなぁというのも視野に入ってくるわけです。

しかし悲しいかな、ふだん配信ではOBS Studioを使っていますが、肝心のOBSはzoomへの取り込みで使用しているので、そのままでは配信をすることができません。

なにか方法はないかなと思い調べていましたら、zoomの有料版を使えばzoomの会議映像をそのままYouTube Liveで配信することができるということがわかりました。
例によって参考サイトのリンクをご紹介。

・【最小構成のライブ配信】ZoomでYouTube Liveをしよう!
https://note.com/tkykmts/n/ne786ac3846ae

zoomの有料版は最小プランで月額15ドル程度です。
現状の私にとって支払えない金額ではありませんが、単発の企画で使うにはちょっともったいない金額。今のところは将来的な手段のひとつ、としてストックしておこうかと思います。
せっかくお金を使うので、もうちょっと色々使い道がほしいなというのが正直なところです。

まとめ

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が叫ばれ、オンラインでの活動が活発になるにつれ、バーチャルアバターを使った活動の優位性が取り沙汰されることも多くなりました。

VTuber活動においても例外ではなく、生身のYouTuberがコラボ撮影ができず、テレビ電話でのコラボにシフトする中、VTuber同士のコラボ配信はコロナ禍に至る前と同様に活発に行われています。
しかしながら技術的なところで、ホスト以外のVTuberの動作がリアルタイムに反映されない、フェイストラッキングが動かない、といった問題が存在するのも事実です。

今回ご紹介した方法を使うことで、こういった問題が解決でき、VTuber同士のコミュニケーションにも新たな方法が見いだされるかもしれません。私の記事も、そういった新たな方法に対するインスピレーションを換気するものになれれば、幸いです。

ちなみに冒頭で「遠方の友人も~」と書きましたが、櫻井眞尋にはそのような友人は存在しておりません。ですので、もしこの記事を読んでVTuber同士のzoom飲み会に興味を持つ方がいれば、ぜひ遊び相手には櫻井眞尋をご指名ください!よろしくお願いします!!!!!!!!!

◇バーチャル地球外生命体・櫻井眞尋◇
Twitter:https://twitter.com/mahiro3901
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