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憲法を考える

今日は、憲法記念日だったことをうっかり忘れていた。毎朝、新聞を必ず読むようにしているがこの日の新聞は必ず、日本国憲法についてどう考えているのかということの内容が書かれていることが多い。

 特に前安倍政権が推し図ろうとしてた憲法改正は、国民の反対によってなかなか実現できず、また国会議員の中でも賛成が少なく協議が進んでいない。そして現菅政権は、コロナ禍対策に集中しているために憲法改正に関する発言があまり見られず、姿勢が不透明である現状だ。しかし、本当に憲法改正をする必要があるだろうか。

 反対派の多くは、憲法改正=戦争が起こる危険があるという9条改正条項を重視して異議を唱えているのが多数である。私も確かに戦争が起こる危険があるような改正は強く望ましくない。反対であることは共感であると言いたい。

しかしながら他の条項を見ていくと、いくつかの改正する必要は多い点があると考える。特に憲法は、1946年に施行されてから74年間で1度も改正していないために時代にあった内容ではなく、当時のアメリカ政府からの意見が大半で作成したものが多いので、現在の日本に合わなくなっているところも多いのだ。と私は考える。憲法改正=全部ではなく、一部の見直しという程度で済ませるべきじゃないのかと疑問を持つ。

 でも社会科の教員として、憲法について学ぶことがある。その時に理解したことは、憲法を変えるためには条件がある。一部改正だろうか、必ず通さなければならないのが国会議員の3分の2以上の議決が可決になること。そして国民投票を実施していく必要があるということの2段階になっている。しかし、現状では、国会議員の3分の2以上が可決意思もなくまた国民投票法も進められていないということで憲法改正の話題は、今もなお進展しないまま取り扱っている。

 そして私自身、聴覚障がいの視点で申し上げるのであれば・・・

①国会議員に立候補することに対して、障がい者に対する合理的配慮の充実を憲法上で保障されていない(立候補に対する条件緩和や国会議員の規則において手話通訳者などの費用負担を憲法上でしっかりと保障する条項が望ましい。)
②障がい関係なく誰もか職業選択の意思を尊重する基本的人権の徹底

この2点である。もしかしたら他にもいくつかあるかもしれないが、今言えることを挙げてみた。ぜひ皆さんも憲法を学習する上で、こうして欲しいことあればしっかり意見を持っておくといいかもしれない。

 とはいえ、憲法を知る機会って非常に硬いかもしれないし、面倒なイメージはあるかもしれない。でも実は、この憲法を知るというのは障害者として生きる上で重要な意味を持つことがある。これを青年部活動を通して様々なことを教えてくれる先輩方などから、色々と学ぶことができた。やっぱり誰かが伝えるようにしないと気付かない点もあるので、今後も少しずつこのnote投稿を通して伝えていきたいと考える。今回はここまでにしたい。笑