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上下関係の対応に悩む

前回投稿した「大学と今の違い」にて、もう一つの聞こえる世界「バイト先の経験談」にたまには良いかなと思って軽く触れてみた。これは、自分探しという意味で障がい者雇用を別の視点で伝える機会だと思っている。今回は、その続きでバイト先にあるある悩みを挙げていきたい。この悩みはファーストフード業ならの職場環境で生じるといっていい、前職(教職員)とは違う経験を今、痛感している。

 もしかしたら大学時代に関わっていた先輩クルーのみんなもどう感じているのか。ぜひ聞いてみたい。離れ離れになったけど、会えることあれば当時の私について聞いてみようかなと笑!そこで得られる視点をぜひ活かしておけば、多少の悩みは考える必要がないかもしれない。ただ年齢が上がるたびに出てくる悩みかなと思う。

 私は、厳に上下関係は厳しいものだと意識している。だからと言って上下関係をあまり厳しくさせないようにしたいと考えていた。しかし、どうも微妙に聞こえる世界と聞こえない世界の上下関係って価値観がすれ違っている部分があると私は考える。でもそのすれ違いというよりは、社会人として常識なのが挨拶=感謝することのコミュニケーションづくりだと考えるけどここにろう者ならの「トリセツ」が相手にとって邪魔したかもしれないと不安である。

(※1:相手とは、現在一緒に働いている先輩であり、年齢は下であるし、女性である。その人を仮名Yさんとする。※2:「トリセツ」については、翌日投稿する「ろう者と聞こえる人の小さな認識の違い」で述べる。)

 Yさんとは、最初の1年間は手話の質問をするなど積極的にコミュニケーションを取りつつ、優しく笑顔で一緒に働いたり雑談なども含めて気楽なコミュニケーションを図ってくれた。そしてもちろん、先輩クルーとしてのトレーニング指導を受けた一人である。(私から見た第一印象は、ある大学時代の同期女性に似ているので、親近感がふと感じられた。年齢が近かったら、恋愛として意識はしていたかもしれない。残念ながら理想違いだと綴じておく笑)

 しかし、時間が経過しているうちにYさんとはコミュニケーションが取れなくなり最近ここ数ヶ月は私に対して冷視や態度がデカくなったり、ついには愛情もない姿勢で反応するなど職務する上の非常に気まずい空気感を感じる関係になってしまった。

 どうしてこうなってしまっただろうか。いつ、私が嫌なことをしたのだろうか。と悩む。そして年下であり、先輩なのでどのようにコミュニケーションを図るべきかどうかも困っており店長には数回相談している。M店長もその関係性は、感じているらしいがそれは本人同士で解決するようにして欲しいと言われている。

だから私は、2つの選択肢に揺れている。

1、上下関係という年齢差として、これまでの経験上、人間として厳しく叱ることが必要だろうか。社会人としてのコミュニケーションを取れないということは、先輩としての姿勢も適切でないと注意はしておくべきだろうか。

2、入社関係として、私は後輩だから仕事をする姿勢を通して、信用してもらえるように何かの気遣いや言葉掛けなど工夫しながら向き合うようにして我慢しておくべきだろうか。

 ということを日々、考えながらも意識して仕事することは余計にストレスが溜まるわけで精神的苦痛を抱える私には、非常にやりにくい新しい病を感じる。短気でキレたくなりそうな自分に戻りたくない。新しい自分を作ろうと必死である。

 しかし、ここにはファーストフード業ならの環境で一つ困ることは、お互いにシフト制であって時間が合わない。時間が合うとすれば、土日のピーク時間帯のみである。このピーク時間帯に働くことは心狭い感じで嫌になることがある。正職員だったら毎日、通勤して同じ時間帯であることが多い。前職では、ずっと同じ時間帯で働くので日々会話しなければならないからこそ、関係性を築くことの時間はある。でもファーストフード業ならの環境はそうではなく、時間が合わなかったり時にはコミュニケーションを取る余裕もなくお互いに帰ったりしてあまり時間をうまくコントロールできない。そこでお互いの声が分かるのは、管理職(正職員)のところだったりするというコミュニティー環境になるわけである。

 私は、Yさんと働くことを避けるようにシフトを変更したということもありまたYさんにとっても私を避けるようにしているようだ。このまま半年経過している現状である。心苦しいの気持ちが私は他クルーに対しても、敏感にコミュニケーションを積極的に図ることを避けるようになった。自分の仕事に集中する。そして自分の中で与えられたことは、丁寧にやることであればいいと考えていた。マネージャーと連携を取りつつ、クルー同士のズレを軽減することのホウレンソウを模索していた。

 しかし、その丁寧さにやり過ぎてもしかしたら新しいズレも起きているのではないだろうかという気付きもいくつかある。ある日、カチッときたがピーク時でもあり、お客様の対応などでバタバタな状況だったのでキレるわけにも行かず、冷静に落ち着いて我慢しつつ終了後、ささっと帰った。もう二度とこんな気持ちは嫌だと思う瞬間であったので忘れないうちに今書き溜めているのだ。

前職には経験したこともない環境の中で働く自分は、あるM店長との面談でもぶつかっていることが一つある。

後回しだったり、見えないコミュニケーションが多い。マネージャーが全体を見ようとしても必ず落ちどころがある。

直接的に確認を取るとか、しっかり共有する、しっかり引き継ぐようにする。ということが最近欠けていることが多いのでフィードバックを徹底するべきではないか。

「あいさつ=コミュニケーション」を取ることがない。小さいことでも気遣いを伝えるということの初歩的な姿勢がトレーナーとして必要なのにそこが足りない。

 と申し上げた。私の姿勢は、間違っているだろうか。教職のことを長く学んんでいたので、頭固いように訴えていることはどうだろうか。と思っている。ファーストフード業って、通用しないことだろうか。ただ年齢層がバラバラ、時間帯もシフト制であって調整力が難しいといったことへの障壁があるだろうか。

私はあくまで非正規雇用であり、アルバイトという身分なので組織としての発言権は、先輩クルー(トレーナー)よりほんの小さい方かもしれない。でもこのことを向き合うことがお店の為になるし、またお互いに気持ちよく働けるようにしたいと思っているがどうしたらいいでしょうか。Yさんには、改めて考えてもらうきっかけになったと前向きに捉えている。と同時に大学時代に働いた頃のマネージャーやクルーの仲間たちに私のことをどう感じていたのか。聞いてみたくなった頃である。

最近、自分に思うことは真面目すぎ?で見落ちがあるのを恐れているだろうかということで、少しずつ、人間不信の方に揺らついでいるのだ。