今すぐできるストレス解消法 part.2

今日もお疲れ様です。
心理学ブロガーのFumiと申します。
前回に引き続き、今すぐ出来るストレス解消法について述べていきたいと思います。
よろしくお願いします。

前回はpart.1として、ストレスの仕組みについて述べました。
今回はそのストレスの仕組みから、ストレスに免疫をつけようという回です。
ストレスは捉え方次第で減らすことができ、上手くいけば自身でコントロールすることができます。
その方法は至ってシンプルなものです。
では実際にどのようにしてストレス体制をつけていくのか説明していきます。

目次

  1. ストレス免疫訓練法

  2. ストレスの免疫を作る

  3. まとめ

1.ストレス免疫訓練法

画像引用元;8760.news-postseven.com

先程ストレスを免疫のように捉えると言いました。
ストレスは感染症のようなものであり、気づいたら感染していて心身を蝕んでいるものです。
アメリカの心理学者D.マイケンバウム(以下;マイケンバウム)は、そのストレスを生物学の視点から捉え、ストレスに免疫をつけていくというストレス免疫訓練法を開発しました。この訓練法により、ストレスに打ちのめされない自分を作ることができます。
因みにマイケンバウムは、うつ病やPTSDといった重篤な精神症状に有効な認知行動療法の開拓者の一人でもあります。

2.ストレスの免疫を作る

第1段階;ストレスの理解を深める

この記事のstep.1にて、ストレスモデルによるストレスが増大する仕組みについて述べさせていただきました。(下線をクリックするとstep.1へ移ります。)

この段階ではまずクライエント(相談者)に対し、このstep.1で述べたストレスの仕組みについて説明します。
説明後クライエントが体験したストレス場面において、どのような感情や思考が芽生えたのかを述べてもらいます。その時芽生えた感情や思考が、ストレスに打ちのめされている時の自分自身です。

この過程でストレスを客観視することにより、ストレスに対する理解をより深めることができます。それでも上手く対処できないことはありますが、自分にとって最適な対処法を見つけていくこともストレス対処に必要な力になります。

ここで大切な考え方の一つとして、ストレスは氷山のように大きな塊ではなく一つ一つ対処可能なものであることです。一つずつストレスを取り除いていくことで、気持ち的にも楽にストレスを対処していくことができます。

第2段階;ストレス場面に対処する

この段階はリハーサル段階と呼ばれ、リハーサルとは何度も反芻して記憶に定着させることです。
ここでストレスに打ちのめされない自分を作り、ストレス対処スキルを磨いていきます。また、ストレス場面に直面した際の逃げ道も用意します。
具体的には筋弛緩法といった身体的リラクセーション法です。このリラクセーション法は以下のようにして行います。(下線をクリックすると専門サイトへいきます。)

画像引用元;https://www.nivr.jeed.go.jp/center/report/h3iskd000000257r-att/rirakusiryou7-1.pdf


このようなリラクセーション法をストレスを感じる場面で取り入れて、ストレス対処スキルを伸ばしていきます。
また、ストレス場面に遭遇した時の自己陳述も有効です。
その自己陳述は4つあり、それは「ストレッサー(ストレス源となる刺激)に備えている時」、「ストレッサーと対決する時」、「ストレッサーに打ちのめされた時」、「ストレッサーに勝てた時」です。
この4つの自己陳述をストレス場面でリハーサルし、ストレスを溜めない自分を作っていきます。

第3段階;実際にストレス場面で使ってみる

ここまでくると何かしらのストレス対処スキルが備わっていることでしょう。
その獲得した対処スキルを実際のストレス場面で使い、合わないと思ったら他にも見つけていくことが大切です。
この他にも対処法を見つけていこうという姿勢があれば、すでにあなたにはストレスに備えられる力が身についています。
自信を持って、ストレスに負けない自分を作りましょう。

3.まとめ

この記事ではPart.1、Part.2とストレス解消法について述べてきました。

この記事を通して、少しでもストレスの考え方が変わっていただければ幸いです。

最後にこの記事はあくまでストレス対処の一つにしか過ぎないので、もしストレス場面で苦痛を伴ったり、身体的にも不調が出た時は迷わず精神科やカウンセリングの受診といった措置をとりましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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