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母の話

今日は母の日。
というわけで今日は僕の母の話をします。

僕の母は昨年の6月、52歳で亡くなった。
今まで大きな病気にかかったことは無かったが
自宅で突然息を引き取った。
はっきりした死因も分からないまま、親孝行もまともに出来ないまま、母と別れることになってしまったのだ。

僕の母は気が強くて頑固者で真っ直ぐな人だった。
だから時に厳しくも優しく、僕と弟を大切に育ててくれたのだろうと思う。
その人柄もあり、母を慕う人たちも沢山居たのだ。

母の教育方針は割と特徴的だったと記憶している。

まず、ひとつ目は兄弟でも全て平等という考え方。
弟と僕に優劣をつけないという育て方だった。
例えば僕が何かを買ってもらったら弟にも買い与えるし、その逆もあったのだ。
お兄ちゃんだから我慢しなさいと言われたことは一度もなかったと記憶している。
そのこともあって僕自身も小さい頃から不公平だと感じたことは一度もない。

ふたつ目は、家事は全て出来るようになっておきなさいという教えだ。
これからの時代、男女関係なく生活に関わることが全て出来なければ暮らすことが出来ないことを見越していたのだろう。
その教えもあり、家事も含め生活に関わることは僕も弟も一通り出来るようになった。

母から教わったこと、思い出は語ればキリがない。
そのおかげで僕も弟も成人になるまで立派に育つことが出来た。

母が天国で見守ってくれていることを信じて、前向きに生きていくことが母に出来る最大の親孝行なのかもしれない。

だから僕はこの人生を全うする。
この世に産んでくれた母に感謝、ありがとう。

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