見出し画像

道場を退会した話

わたしは大学で合気道に出会いました。
合気道を通して、生涯付き合える先輩や後輩とも出会い、厳しい稽古だったけどあの時の思い出は自分の中で一生の宝になったと思います。

それから大学を卒業・就職し、一人暮らしをしていた当時は近くに道場も無く、合気道をまた始めたいと思っても、する機会はほぼ無くなってしまいました。

それから数年後
結婚し子供が産まれ、家も引っ越し、仕事にも復帰しながら家庭もまわしていくという、一見すると今まで以上に大忙しな時にその転機は訪れました。
家の近くに合気道の道場を見つけたのです。
しかも『毎週○曜日』ではなく、時間帯は違えどほぼ毎日稽古を行っているところでした。
ここならなんとか通えるかもしれない!
そう思って道場に問い合わせてみました。

電話では
『大学の合気道みたいに、ひたすら受け身をとってバッキバキに動きながらやるような雰囲気とは違うけど』
と言われながらも、午前の稽古へ行ってみることに。
行ってみると、自分が大学時代にやってきた流派とはかなり違ったけどみんな和気あいあいと稽古していました。
道場で稽古されている方々は70歳overぐらいの人ばかりでした。その中に突然30代が入ってきたことが新鮮だったようで色々話しかけてもらえました。
流派が違ったこともあり面白いなと感じ、ここで稽古してみようかなという気になり、入門したのでした。

入門してから聞かされたのが
『大学の頃にやってきた流派で取得した段からは始まらない、無級の白帯からのスタート』
と。
同じ合気道なのに?と、ちょっとショックな気持ちもあったけど、まぁ流派が違うのだから当たり前かと思ってそれはすんなり受け入れることができました。
なので、わたしは一番下っ端。
だから色々やらなきゃなって思っても
「あなたは多流派だけど有段だから」
と言われて、なにかとやらせてもらえませんでした。
技や基本動作でも
「あなたは多流派だけど有段だから」
と変な期待を持たれました。

技をやって見せても
「うーん...まぁそんな感じかな...」
みたいな、なんか言いたいことがあるのかないのか、これでいいのか何なのか分からないようなふんわりした感じ。
でもその割には
「もうちょっとこの辺かな」
と、ミリ単位で型を直される。
何が違うのか分からないレベルだったから、これが本当に辛かった。
このミリ単位の修正を2時間させられ(ひたすら同じ技ではなく、違う技いくつかで2時間ですが)ると流石にちょっと折れそうになる。

わたしの求めているのとなんか違う気がする...
自分が上手くできないからそう思うだけ??

それから
まぁジェネレーションギャップとして、輪の中に1人30代がいると仕方ないことではあるのだろうと思いますが
セクハラがエグかった。
触られたりとかそういうことではなく
家庭のこととか色々性的な意味で踏み込んでくる。
最初は仕方ないと思っていたけど、それをしつこく言われることに対して苦痛になってきた。
こないだも言いましたよね、それ。
(って言えない)笑


2年間、仕事しながら合気道頑張ったけど
途中なんかもう色々イヤすぎて、サボり癖もついてしまったし...
これはわたしが上手くできないだけじゃないな、って気づいて
もういいやと思って辞めることにしました。
わたしが今まで大学でやってきた合気道については否定はされなかったけど、なんかわたしとは合わなかった。
それだけなのかな。
よく分からない。

ひょんなことから来月、合気道部時代に仲良かった先輩と会うことが決まったので、思ってることを全部話してこようと思います。
スッキリするといいけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?