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『情熱大陸』和牛編の個人的な話④

3月に放送されて、9月にDVDが発売される『情熱大陸』和牛編。予約も好調のようです。ありがとうございます。

今回は関わってくれたスタッフの話です。

メインカメラマンは、大阪時代からずっと仕事をしている袖垣さん。とにかく空気と間を読んだカメラワークが素晴らしくて『堂本剛のやからね』でもメインカメラをお願いしていました。和牛が言う「おっちゃん2人を追いかけたおっちゃん2人」の”追いかけた方のおっちゃん”のうちの1人です。

DVDには、僕と袖垣さんの対談がオマケコンテンツとしてついています。封入されたQRコードを読み込めば特設HPに飛べて、袖垣さんとのエピソードはそちらでたっぷり話しています。僕が喋り過ぎたため、15000字というロッキンオンの巻頭特集みたいな文字数になっていますが、DVDを楽しむのひとつの要素になれば幸いです。

サブカメラマンはMBSの森くん。「情熱大陸をやりたくてMBSに入社した」という森くんは、これまで面識がなかったのですが、ある後輩から「密着に参加したいと言ってる奴がいるんです」と連絡があり、それがきっかけで参加することになった若きカメラマンです。

中央軒の出前のシーンの撮影は森くんです。僕が川西くんの撮影に行っていたので、森くん一人で撮影も質問もしています。「ここはカメラマン兼ディレクターとして、いいコメントを撮らなければ!」と思っているところに、僕が川西くんの撮影を終えて途中で帰ってきたので「早いねん!帰ってくんなや!」と思ったそうです。僕が結構先輩なので心の声でもタメ口はやめてほしいのですが、その熱意で撮影したカットが様々な場面で使われています。

ワンシーンだけですがディレクターとして参加してくれたのはMBSの渡邉さん。大阪時代から一緒に仕事をしてきて『堂本剛のやからね』では”インサートガール”として活躍し、先日の『100回やったら会いましょう!』で総合演出デビューを果たした若手のホープです。M-1当日、東京に戻ってきた川西くんの撮影は渡邉さんです。密着初日ということもあり、大変な緊張だったそうですが、しっかり撮影してくれました。

ADとして莫大な素材を管理し、制作をサポートしてくれたのはMBSの原田くん。どんどん増えていく素材をきちんと管理するのは、シンプルですが大変な仕事です。袖垣さんと森くんが動けない日はカメラを回すこともありました(ちゃんと僕にダメ出しされていましたが)。

プロデューサーは同期の中村。中村との話は前回たっぷり語ったので割愛しますが、同期とこうして番組を作れると言うのはありがたいことです。

他にも作家さん、編集マン、音効さんなどたくさんの方の力を合わせて完成したのが、今回の情熱大陸です。

noteにスタッフの写真を載せようと思ったのですが、2カ月半も密着していたのに、いわゆる記念写真的なものが1枚もありません。でも、この密着の空気感を象徴している気がしていて、それはそれでいいかなと思います(こんなご時世なので打ち上げもなし)。

先日DVDのサンプル盤が届いたので各スタッフに送ったら、森くんから「ありがとうございます!穴が開くほど見ます!」と連絡が来たのですが、ボケかわからず「DVDやから、最初から穴開いてるけどな…」と返信できなかったので、いつか打ち上げができてもう少し距離が詰めれたらいいなと思っています。