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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第47回 ロック対談_だぶる模話模話模話〈ロックギタリスト編〈2〉ジミー・ペイジ①〉~「当時はハードロック中心の時期だったっけ?」「そうだね。その後は割と古いブリティッシュハードロックを聴きました。ギター友達からメタルっぽいものも聴いてましたね」「レッド・ツェッペリンはやはり違ってたの?」「ひとつだけ違う感じがあったよ。だから睡眠学習法だったわけ(笑)」~」

模話1「ギタリスト二人目はジミーペイジだね。敬称略ね(笑)」

模話2「みなさんに敬意は表したいけどね、外国人ミュージシャンにいちいちさんつけられないしね。新聞の社会面じゃないし(笑)」

模話1「運動面ふうでよろしくどうぞ~」

模話2「Tさんってマニアの人が〈ジミーペイジの毀誉褒貶〉って言ってたのがおかしかったけどね。それくらい話題に事欠かない方ということだよね」

模話1「彼の評価はプロに任せて還暦世代のひとりの個人的な思いをぶちまけます」

模話2「三大ギタリストって、いまになると馴染まない感じあるよね。変だよね」

模話1「ヤードバーズ出身って共通点はあるよな。でも時代による認識や歴史的視点で参考になるんじゃないの?」

模話2「ヤングギターだって一応三大ギタリストリスペクトはあったよ」

模話1「でも高校の頃はクラプトンはバックレスっていう地味なアルバム出してて、渋谷さんのFMで録音して聴いたけど何がいいのかわからなかったよ。レインボーコンサートに他のライブ借りたけどちょっと大人すぎて難しかった」

模話2「コカインとサンシャインラブのリフ一緒に聴こえてたんだろ(笑)?」

模話1「それくらいはわかったよ。ウォッチアウトフォールーシー?だっけ?それがいちばん好きだったよ(笑)」

模話2「ベックは?」

模話1「高校時代はヤンハマーとのフュージョン時代でさ、ライブ含めて4枚とコージーパウエルのソロのベックはけっこう好きだったな」

模話2「テクニック的には圏外だったよね(笑)」

模話1「そうだね。そこでなんとか手が届きそうなやつもありそうなジミーペイジ(笑)」

模話2「そんなこたないだろ(笑)」

模話1「これが、難しいったらないわな(笑)」

模話2「レッド・ツェッペリンってのがロック素人にはハードル高すぎるしね」

模話1「もわもわくんは初めはどの曲が好きだった?」

模話2「ふつうにグッドタイムズバッドタイムズ、コミュニケイションブレイクダウンだよね。あとはロックンロールに天国への階段とか」

模話1「まあ、それが最初に来るよね。4枚目が最高傑作っていわれてたから、たぶん最初にアルバム借りて録音したかテープで借りたと思うけど…かなり異質な世界を提示されて、ある意味混乱したかな?」

模話2「馴染めなかった?」

模話1「落ち着けなかった。だってさスモークオンザウォーターとかウーマンフロムトーキョーみたいな分かりやすい曲ひとつもないじゃん(笑)」

模話2「確かに、ブラックドッグの曲の構成を理解するのには高校入りたてくらいじゃ難しいかも(笑)」

模話1「そこでだ、後にも続くレッド・ツェッペリン学習法が確立した」

模話2「チャーリーパットンと同じくひたすら睡眠学習が如く馴染むまで聴いたと(笑)?」

模話1「間違いございません(笑)」

模話2「当時はハードロック中心の時期だったっけ?」

模話1「そうだね高校入りたてはクイーンにイエス、ピンク・フロイドにカンサスとかクリムゾンとかプログレを同級生とともに貸し借りしてはまってました。その後はレインボーからディープパープルにレッド・ツェッペリン、ユーライアヒープ、ブラックサバス、ホワイトスネイク、シンリジーとか、割と古いブリティッシュハードロックを聴きました。ギター友達からUFOとかスコーピオンズとかジューダスみたいなメタルっぽいものも聴いてましたね」

模話2「レッド・ツェッペリンはやはり違ってたの?」

模話1「ひとつだけ違う感じがあったよ。だから睡眠学習法だったわけ(笑)」

模話2「具体的にいうと?」

模話1「影響のある音楽の範疇がふつうのハードロックとは異質なくらい広かったんだよね」

模話2「確かに、英国のハードロックなのにモビーグレープやバッファロースプリングフィールドやシカゴブルースでも、マディーウォーターズやオーティスラッシュだけじゃなくてハウリングウルフだったり、アメリカンフォークみたいな影響もあるし…しかもバートヤンシュやフェアポートコンベンションみたいなやつてかね。かなり雑多な知らない人間にはよくわからない幅広さではあるよね」

模話1「ヒッピー時代のデビューだしさ、その時期のサイケな感じとか、神秘主義っぽいなぞめいた感じとかね」

模話2「ジェイムズブラウンとかレゲエとかさ(笑)」

模話1「ブラックドッグのギターソロがまた聴いたことないフレーズにリズムの分かりにくさ。弾けてもレッド・ツェッペリンに聴こえない。ジミーペイジに聴こえないんだよ。うまい友人が弾いても」

模話2「とにかく睡眠学習は成功したんだね?」

模話1「そうだね。予備校から、コーダからほんとのレッド・ツェッペリンファンとしてのキャリアが始まったんだよ(笑)」

模話2「ボンゾなきあとのコーダからの出発(笑)」