「あのマンガ、もう一回だけ読ましてくれ…」4〈記憶に残るマンガの食べ物について①~「川崎のぼる先生の食べ物はリアルな書き方で好きだったよ。伴宙太のしごきの一環のへんな食べ物や闇なべとかさ(笑)」「フットボール鷹の体をつくるための食事は美味しそうだったね(笑)」「アメリカンスタイルのベーコンエッグ?それが大山昇太のラーメンライスの卵みたいなすごい量でさ(笑)」 ほか〉
模話1「記憶に残るマンガの食べ物についてだよ」
模話2「以前、永島慎二先生の食べ物が細かい描写ではないのに美味しそうだったと記憶に残った話があったね」
模話1「川崎のぼる先生の巨人の星、花形とあきこねえさんのステーキとかね」
模話2「まず思い出すのは、松本零士先生の男おいどんの食べ物じゃないかな?」
模話1「ラーメンライスだよな。上京したときにワタシもラーメンライスを食べましたね。東京に来たんだと感激しました(笑)」
模話2「大山昇太は後楽園には120円くらいを出していたかな?」
模話1「小学校低学年のとき、町でラーメンを友達と食べたときは120円か150円くらいだったから、そのくらいかな?」
模話2「後楽園のおやじさんはよく生卵をサービスしていて、ある回に10個くらいのっかっていたのは記憶に残ってるね(笑)」
模話1「男おいどんは東京の食文化が描かれていて東京への憧れが芽生えた可能性がある(笑)。縦だか横だかわからんステーキとか(笑)」
模話2「大山昇太がアルバイトで洋食屋のサクラをやる話で、なんかの揚げ物を食べる回とか、調べてレストランのカレーライスを食べるとか、海老ライスが見本と違っていてちっちゃい海老がひとつだけライスの上にのってるシーンとか(笑)。メリケン粉を水でといてソースをぬりたくって食う洋食という名の料理とかね(笑)」
模話1「うまか~って言うのが兄弟では流行ったよ(笑)」
模話2「食べ物といえば赤塚大先生」
模話1「おそ松くんでさ、宇宙旅行に行く話で、食料を料理人として乗り込んでたイヤミやチビ太たちに食べられてしまいってお腹が減って…って話覚えてる?」
模話2「うん。着いた星で成長が早くなる薬みたいなやつをその星の住人のハタ坊が持ってきて、おそ松たちの最後の食料のリンゴの芯にある種を植える話ね」
模話1「それでリンゴが大量になって、お腹一杯食べるって話…今でも覚えてるな~」
模話2「大きなリンゴで美味しそうに食べるんだよね~。他にも赤塚先生の話には食べ物がたくさん出てきたよね」
模話1「天才バカボンで、ピストルのおまわりさんにうんこさせるためになんでもごちそうする話とかね」
模話2「最初は鮨屋で海老頼んで尻尾を記念にとっておく話ね(笑)」
模話1「あと藤子不二雄先生の昔のパーマンで台風のときに洪水になる話かなんかで、ノアの箱舟みたいな船に食料を集めるシーンで、缶詰とか果物〈パーマン2号の好物はバナナでまだバナナは高い時代だった。遠足にはバナナはいくらにカウントされるかというバカみたいな話が真面目にされていた時代だった〉とかパンもあったかな? それが美味しそうだった~(笑)」
模話2「藤子不二雄先生の食べ物はすごく身近なもの多くて子どもには訴えるものはあったよね。暗記パンにせよ、のび太が暗記パンの食べ過ぎで下痢して、記憶が消えたんで、もう一度食べなおすってシーン…食べ過ぎでも食べなきゃいけない〈うんざりする何もつけないで食べるあの食パンのリアルな味〉を感じたもの(笑)」
模話1「川崎のぼる先生の食べ物はリアルな書き方で好きだったよ。伴宙太のしごきの一環のへんな食べ物や闇なべとかさ(笑)」
模話2「フットボール鷹の体をつくるための食事は美味しそうだったね(笑)」
模話1「アメリカンスタイルのベーコンエッグ? それが大山昇太に後楽園のおやじがサービスしたときのラーメンライスのどんぶり覆いつくす卵みたいなすごい量でさ(笑)」
模話2「リアルな画風だからね(笑)」
模話1「食べ物のマンガじゃないのにね、むさぼるように読んでた(笑)」
模話2「もわくんがいやしかったからじゃない?(笑)」
【続く】
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