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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「祝・第90回 ロック対談_だぶる模話模話模話〈サケトレインロック㉖〉~〈ロック伝説編⑤ ブライアンジョーンズ、JAM、セックスピストルズ、平敷屋エイサーほか〉~」

模話1「ロック伝説編だよ」

模話2「久しぶりだね」

模話1「まあ伝説よりは噂レベルおおしだけどね」

模話2「一発目はなに?」

模話1「盗作でもめる話は結構あって有名な話も多いよね」

模話2「レッドツェッペリンは話題に事欠かないね」

模話1「原曲クレジットすれば、Webの創始者やナンバークロスやアイリスオーヤマの半透明カラーボックスのように人類の役に立ちなおかつ末代まで讃えられたであろうに。残念であることだなあ…詠嘆…」

模話2「西尾先生やアイリスオーヤマの半透明カラーボックスにはレッドツェッペリンはなれなかったね(笑)」

模話1「ほんと残念。ストーンズはえらいよ。ブライアンジョーンズの伝説でも、有名なのがアメリカのテレビ出演で『ハウリンウルフと共演させてくれるなら出る』ってのは伝説よりも美談だよね」

模話2「ロックンロールサーカスでタージマハールが出てる功績も偉大じゃないかね?」

模話1「ジョン・レノンがチャックベリーを20世紀最大の詩人とたたえて、テレビかなんかで共演したでしょ? ああいう自然なリスペクトってのがロックアーティストの良さっていう感じあるじゃん?」

模話2「ブライアンジョーンズはハウリングウルフと共演できて光栄だっていう映像は、いまみても痛快なものだよね」

模話1「Who初来日のとき、ロックオデッセイね確か…大阪ドームでさ、英語だからはっきりはわからなかったけど…エアロスミスのようなバンドと一緒に出られてとても光栄だみたいなことを言ってたんだよね。ロックミュージシャンって、特に白人ロック開拓レジェンドたちは黒人ブルースマンとかに憧れて音楽を始めた人があまりにも多いじゃん? しかもさあ、そういう憧れとか、尊敬を素直にでちゃうっていうとこが…白人の素晴らしい美質だと思うんだよね」

模話2「確かローリングストーンズがローリングストーンをかのマディーウォーターズと共演する映像があるよね。ガム嚙んでるけどさ(笑)、ミックジャガーのマディーウォーターズへの親愛の気持ちは映像から伝わってくるしねえ」

模話1「ジミーペイジをひっぱたきたくなるよな(笑)」

模話2「まあまあ、実際はお互い、どう思ってるか知りたい気もするねえ」

模話1「ちょっと逃げてる感じあるよな?」

模話2「裁判では負けて、ヒロトさんがラジオでウイリーディクソンの娘さんが訴訟で買ってもうけたとか言ってたかもしれない(笑)」

模話1「シカゴブルースをはじめに勉強するとさあ、ことごとくウイリーディクソンの曲なんだよね」

模話2「でも、ウイリーディクソンもその歴史から多少は同じフレーズをいただいてるってことはないのかしらねえ(笑)」

模話1「あると思います。例えば、ピアノのブギーでさあ、アルバートアモンズだとかパイントップパーキンスとかサニーランドスリムとか…みんなおんなじじゃん? 沖縄の民謡とかでもさあ、元々古典曲の仲順流れがいろんな民謡曲になってない?」

模話2「なってます(笑)」

模話1「沖縄の古典から民謡、エイサーの民間の音楽と米国のブルースとの共通点を感じたことあるよ、現地で暮らしてるとき特に」

模話2「確かに歌詞が違うけど、ほぼ曲は同じものはあるかも…」

模話1「でも、沖縄の場合、古典だとか古い民謡だとかはすぐ判明するから、なかなか作詞作曲〇〇〇みたいにぱくりにくいかもしれないけどね。実際はわかんないけど」

模話2「ブルースと似ていて、原曲のパターンを新しい歌詞でかえて特にライブで盛り上がるってところが似ているよね」

模話1「平敷屋のエイサーって…このままなら、世界遺産に登録されるかもしれないほど、素晴らしいものだけどさ…祖霊や土地の神、天の神、地の神にささげる神聖な部分と、エンターテインメントが共存していて…でも、それって内地のお祭もそういうものあるね。話続けると、平敷屋エイサーってプロのひとたちでないひとたちが…ものすごいパフォーマンスをするんだよね。のぼりくどぅちっていう〈上り口説き〉って書くんだと思うんだけど…昔琉球王国から、江戸幕府にあいさつに行くときに、その際にはどうしたらいいかを説明している歌が原形だったらしいんだけどさ…それをエイサーの場で、職業くどぅちっていう、仕事につくならどうしたらいいかって歌に変えて歌い踊るんだよね。ちなみに、チョンダラーっていう、道化師みたいな役柄というか…踊りや盛り上げ役みたいな…お笑い担当みたいな…まあ、ドリフみたいな感じのひとたちがいて、そういうことをやるんだよね」

模話2「いま、YouTubeで見られるよ」

模話1「脱線するけど…与勝エイサー祭っていう、地元のエイサーが集うイベントがあってさ…すごいレベル高かったんだよね。その頃は、平敷屋が伝統的なディープなエイサーの頂点で…かたや、エンターテインメントプラス実力で群を抜いていた屋慶名のエイサーが特に人気でさ…屋慶名のチョンダラーたちがすごく子どもたちに人気があって…子どもたちに向かって〈エイサーやるなら何をやりたい?〉ってきいたら、大きな声で〈チョンダラー!〉ってこたえたんだよ。それくらいエイサーの中でもチョンダラーは人気がある。しかし、サーカスのピエロみたいなもんで、その楽団でいちばん実力がある人がなるんじゃないかなと、ひそかに感じたもんだよ」

模話2「エイサー愛はわかったよ。でも、何の話だったっけ?(笑)」

模話1「歴史的な流れのある音楽の伝統にありがちなことを言ったつもりなんだよ(笑)。話し戻そう。すごく話とぶけど…さらばベルリンの陽のリフはJAMのインザシティからパクったって話があるよね?」

模話2「ポールウエラーが直接抗議した話もきいたことあるよね。本当はどうだったんだろう?」

模話1「似てるっていえば似ている。しかし、今回改めて訳詞含めて聴いたりしてみたよ!」

模話2「どうだった?」

模話1「なんていう名曲なのでしょうか!」

模話2「そういう話か?(笑)」

模話1「伝説は続く~」

模話2「今回はちょっと脱線しすぎたね(笑)。続く~」