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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第38回 ロック対談_だぶる模話模話模話~〈ビートルズについて① 井上陽水さんがアンドレカンドレだっけ?その時代にビートルズのカバーをやっていてね、シーラブズユーでした、当時は入学祝というか、どこのうちもラジカセを買ってもらう風習があってさ。それで録音し続けた。ところが番組ではまったくシーラブズユーがかからないわけ。 ほか〉」

模話1「今日のテーマはビートルズだね」

模話2「避けては通れないよね」

模話1「もわもわくんはビートルズはいつから?」

模話2「井上陽水さんがアンドレカンドレだっけ?その時代にビートルズのカバーをやっていてね、シーラブズユーでした」

模話1「ビートルズのカバーからだね?」

模話2「そうそう。拓郎&陽水の世界っていうラジオ番組を兄貴が録音していてさ、その曲はボクの知ってた陽水さんの中でいちばん好きな曲だったのね」

模話1「カバーってなんでわかったの?」

模話2「兄貴が教えてくれたよ」

模話1「4年違いの兄はかなり知識レベルも違うし、影響を受けるよね」

模話2「うん、陽水さんでいちばん好きなのがビートルズの曲だとしたら、ビートルズはすごいんじゃないのか?と思って知りたいと思ったわけ。陽水さんもビートルズファンを公言していて、気になるじゃん?陽水さんの好きな歌でロンドン急行ってあってさ。忘れじの抱きしめたいの歌とか出てくるしね。すごく良い曲があるんじゃないかって期待したんだよね」

模話1「なるほど。それでビートルズはどうやって開拓して聴いたわけ?」

模話2「これもね、ラジオ番組」

模話1「当時はどこでもビートルズ番組はあったよね」

模話2「確かビートルズよ永遠にとかなんとか(笑)。それをラジカセでとって聴いたわけ」

模話1「いくつのとき?」

模話2「小学六年生だね。中学生になる前に、当時は入学祝というか、どこのうちもラジカセを買ってもらう風習があってさ。それで録音し続けた。ところが番組ではまったくシーラブズユーがかからないわけ。それで今度も違ったかってやってるうちにビートルズに慣れていったわけね」

模話1「シーラブズユーをさがしてるうちにいつの間にかビートルズが好きにってことか?」

模話2「そのとおり。その頃の録音テープはないけどいまでも何をエアチェックしたかなんとなく覚えてるよ」

模話1「どうだった?すぐ全部は好きになれなかったろ?大人の世界のビートルズもあるわけだし」

模話2「そうだね。レボリューションの良さは大学以降にならないと理解できなかったし、なんだこのへんなメロディはって思ってた(笑)」

模話1「好きだったのは?」

模話2「恋を抱きしめようは最初から良い曲だなと思いました」

模話1「ボクはビートルズはなんだか暗いなと思ってたよ。レットイットビーとか教会の音楽みたいだしさ」

模話2「それあながちずれてないね。感覚するどい小学生だね(笑)」

模話1「ビリープレストンはいいよね。でもまだ子どもだったから、神秘的な感じの曲に感じて、有名な曲以外はなんか実は良さがよくわからなかったな(笑)。中学生に入ってさ、ビートルズスーパーライブってのが出たんだよ。ラジオでやたら宣伝してて、中1だから英語やりはじめて、ビートルズの歌詞とかも勉強できるやつとかは関心持つわけよね」

模話2「わかるよ。スーパーライブはかっこよかったよね」

模話1「涙の乗車券とかオールマイラビングにシーラブズユーにロングトールサリーって、勢いあってラジオから録音した一部を聴いてたかな?」

模話2「クラスで流行らなかったの?」

模話1「一部では盛り上がったんだよ。Oちゃんってやつがさ、お兄さんからもボクみたいにいろいろ吸収してたのね。おまえシーラブズユーが好きなの?そうか~。やるなあみたいな(笑)。隣のクラスのやつで、彼もビートルズが好きで仲良くなってビートルズとかその後は洋楽知識を競いあって勉強したりしたんだよ(笑)。いいやつでたのしかった。ドントレットミーダウンいつも歌ってたよ」

模話2「わかるな~(笑)」

模話1「おまえ、この曲も知らないの? 遅れてるなあって…とっくに解散してて過去のバンドの曲だけどな(笑)」

模話2「そうだね(笑)」

【続く】
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