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しゅうかつシリーズ~「せめて、もう一回食べてから…美味過去記憶反芻対談」16〈忘れじのB級グルメ〈ごはんのお供編①〉~「〈ちりめん山椒〉はそれ自体とやわらかな白ご飯がいちばんうまい。ちりめんの味をダイレクトに味わうなら〈ちりめん山椒〉を薦めます。さらにいえば…いま挙げたものに〈茹でたポークソーセージに溶かしチーズに醤油〉があればなにもいらん」「〈やわらぎにメンマにちりめん山椒にポークソーセージ溶かしチーズ〉があるなら、誰もほかになにもいらんわい!(笑)」~ ほか〉

模話1「ごはんのお供だよ」

模話2「米が好きだからね」

模話1「まず、わが人生において〈穂先メンマ〉の重要性について語るべしっ」

模話2「関係ないけど、赤塚不二夫先生のべしっていたじゃん?」

模話1「うん。もーれつア太郎?だっけ、表記自信ないわ。でもバイブルだったね。ニャロメにケムンパスにべしは同居してたんだよな」

模話2「うん。土管のうちには憧れたよね。ケムンパスが料理つくってたシーンを思い出す。お盆を歯で咥えてた…」

模話1「夕焼け番長のバスのうちに住みたかったな」

模話2「グズラのうちもいいよね」

模話1「で、べしだべし」

模話2「そうそう。べしの顔は鼻を目と思ってたからさ、耳だと思ってたのが目と知ったときは衝撃をうけたのです(笑)」

模話1「(笑)。ありゃあカエルやけん、目が出てるんだよね。鼻が目だと無表情な真面目な感じだけどね(笑)」

模話2「1970年あたりの赤塚先生の多彩なギャグはまだ虚無感が控えめで人情味あるユニークなストーリーがよかったね」

模話1「もわもわくんさあ、マンガじゃないんだからな(笑)。マンガでまたその辺りに触れよう。これはいつもの君のセリフパターンだな(笑)。で、穂先メンマね」

模話2「もわくんは、パワーラークスやオオゼキなんかの桃屋に酒悦の穂先メンマを恐らく60~90円くらい安いときに大人買いをしていたね(笑)」

模話1「そのとおりです」

模話2「さらに桃屋と酒悦のめんまに酒悦は、さらにさらに福神漬まで買ってましたね?」

模話1「間違いございません」

模話2「それをがまんにがまんを重ねた末に〈賞味期限が近くなるとそれを言い訳にして〉ラーメンどんぶりにやわらかな白ご飯に〈ひとびんぶちまけて〉、さらに〈かどやの胡麻油を追い油して〉わしわし食べましたね」

模話1「間違いございません」

模話2「そして、普通のメンマもかさましのため、ひとびんいきましたね」

模話1「まったく間違いございません」

模話2「そりゃあ太るわ(笑)」

模話1「賞味期限来るとさあ、ワクワクして賞味期限守らなきゃあモードでざばざばかけたね。あとね、冷し麺に危険なくらい合うんだわこれが」

模話2「たぶん氷入れて、にんべんの1リットルくらいのペットボトルのつゆをたっぷり冷や麦とか中華麺でやりましたね?」

模話1「ははっ。間違いございません。さらにかどや追い胡麻油は忘れずに(笑)」

模話2「海苔にすりごまやネギなんかを添えましたね?」

模話1「うん。お金があるときは、チャーシューとか煮たまごとかもね。意外と挽き肉とかツナ缶みたいなチープなものがおいしい。さらに、もちろん…」

模話2「…かどや追い胡麻油の冷しめんにはご飯だよね(笑)」

模話1「間違いなく…そいつあ太るわな(笑)。それで結婚を機会にやわらぎ禁止したんだよね」

模話2「職業訓練で3週間くらい?会社にインターンで研修受けてたときにさ、パワーポイントで桃屋がいかにすばらしい会社かをプレゼンしたんだよね?」

模話1「うん。結構みなさん興味深く聞いてくれて、インターン終わる日にやわらぎ大瓶をいただいたんだよ。うれしかった~。そのときは解禁しました(笑)」

模話2「輸入物の穂先メンマはいくつか買ったでしょ?どうだった?」

模話1「なんか、好みじゃなくてさ…台湾のは少し甘かったり、ほかも桃屋酒悦のほうが発酵してる感じ。桃屋は珠江って川の近くの広州市内でつくられてたかな?丁寧な味付けで結局、桃屋に酒悦しか好みに合わなかった。いまセブンイレブンとかでも買えるけど、発酵の違いかな?味が違う気がします。二社の違いは、桃屋は細かかったかな?酒悦よりは、でも酒悦も負けない美味しさ。桃屋より平均的に安く手にはいるから酒悦を主力にハレの日に桃屋かな(笑)」

模話2「あとはなんかある?」

模話1「京都木村九のちりめん山椒にとどめをさす!」

模話2「もちろん、ちりめん山椒からの~」

模話1「かどや追い胡麻油ね(笑)」

模話2「やわらぎと一緒がまたたまらんらしいね?」

模話1「おう。交互にね。〈ちりめん山椒〉はそれ自体とやわらかな白ご飯がいちばんうまい。〈紫蘇ちりめん〉も美味しいけれども、甘くない美味しい木村九のちりめんの味をダイレクトに味わうなら〈ちりめん山椒〉を薦めます。あおあか生の紫蘇を刻めばうまいかもしれない。さらにいえば…いま挙げたものに〈茹でたポークソーセージに溶かしチーズに醤油〉があればなにもいらん」

模話2「〈やわらぎにメンマにちりめん山椒にポークソーセージ溶かしチーズ〉があるなら、誰もほかになにもいらんわい!(笑)」