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しゅうかつロック、ボクにも言わせて 「第79回 ロック対談_だぶる模話模話模話〈サケトレインロック⑮〉~〈ロック伝説編4 古井戸ほか〉~」

模話1「伝説シリーズだよ」

模話2「きょうはなんだい?」

模話1「こざこざ伝説だね」

模話2「思い出し思い付き伝説ね」

模話1「まあね。昔さ、古井戸のラジオにふじおさんを呼ぼうってことになってゲストに呼んだらしいのよ。したらさ、来なかったらしいんだけど、イベントか何かでティドロップスとRCが一緒になったときに再会したふじおさんが『チャボ、こないだはごめんね』ってものすごく以前のことをついこの間のように謝ったって話」

模話2「知ってるけど…それ昔のバンドの仲間からきいたんでしょ? 伝言げーむ的にもとの情報はわかんないレベルになってる」

模話1「ふじおさんは、暴行を受けていた男性助けようとして、暴行を受けた傷が原因でお亡くなりになったんだって…人間らしいあたたかいところのあった方だったんだね。じいん」

模話2「レジェンド中のレジェンドだしね。片鱗が村八分ライブとかで垣間見ることができます。合掌。次の伝説は?」

模話1「ふじおさんの思い出とかぶるっていうか…青木真一さん、青ちゃんだね…けっこう本当はいいひとっぽくてさ…好きだったんだよね。ティアドロップスのライブ見に行ってて好きになってさ」

模話2「対バンとかイベントでさ、思い出すのは、シナロケといっしょのときに、青ちゃんがシナロケにゲストで出てきてさ…客席から『あおちゃーん!』って大歓声にむかっておだやかににこやかに『うるせえ!』って何回も言ってさ(笑)。それが客にも大うけで…鮎川さんとの関係もよさそうでさ…鮎川さんへのリスペクトも感じられて、よかったんだよね」

模話1「ティアドロップスではほとんどしゃべらないしね…結構インパクトあったよね」

模話2「次の伝説は?」

模話1「言い間違い伝説ね」

模話2「なんじゃそれは…」

模話1「日比谷野音でニューエストモデル…まだソウルフラワーじゃないときかな? メスカリンも出てたかもだけど…そのときにね…中川さんがnhkの最後の日本国家のときに何かロックなのか、ニューエストの曲なのか…おぼえてないんだけど…電波ジャックでその曲がかかってたってMCがあって…客席はもりあがっていたんだけど…」

模話2「うん。中川さんはしゃべりうまいよね。よくしゃべってた記憶ある…MCのときに…奥野さんもときどきしゃべったけどね(笑)」

模話1「話のながれで…日比谷だから、皇居近いからさ…そこに向かって…『ちょくそしたってや』みたいに言ったんだよね」

模話2「じきそのこと?」

模話1「たぶん。そのとき、一部の客が『え~?』って言ってたのを覚えているよ…たぶん間違えたんだろうけどね」

模話2「確か、もわくんはそのときをきっかけにして…だんだんさよくてきなものから興味を失っていったよね?」

模話1「別に中川さんが言い間違えたからじゃないよ(笑)」

模話2「でもさ、中川さんって、当時メスカリンのライブでも『人殺しのために中東に60億』とか湾岸危機か湾岸戦争のころにも…とにかく反対していてさ…もちろんもわくんも大反対だったよね」

模話1「そうね。日教組の父に日教組の兄、マルクス経済学の祖父のうち出身だしね」

模話2「そういうタイミングでけっこうちょくその件は耳に残ったようだね」

模話1「疲れたんだよね…そういうことに…調べてくと…ひだりもみぎも方便が多いし…もっと裏側のこと知るようになっていって…結局両極ってのはおんなじ出所なのかなって…根拠はないけどね…」

模話2「ほかの伝説いきますか…」

模話1「キースムーンがさ…ツアーの自家用飛行機の中とかで、国際電話して、それが夜中だったか…知り合いに電話しまくって会って飲もうとか思ってアポをとろうとしてたらしくてさ…」

模話2「それ、25周年だか30周年のCDボックスのピートタウンゼントの手記だよね…」

模話1「そうそう、だから、CDボックス買った人は見たことあるかもしれない…ピートタウンゼントたちがキースムーンに『こんな時間だから結局見つからないじゃないか』みたいにからかってたら…なんと1人だけ招待してくれる人が見つかったらしいんだよね」

模話2「そこで、確か着陸後にその人のうちにキースムーンは呼ばれて遊びに行ったんだよね」

模話1「うん。でもさ…それが、実に性格の穏やかなふつうのおうちで…まあ、いなかのおうちに招待を受けてもてなしをうけて、朝方送ってくれてかえってきたんだって」

模話2「ふふふ」

模話1「ピートタウンゼントがどうだったって、ちょっとからかうように聴いたときに、ムーニーは招待してくれたひとたちのことをほめて、とてもいい人たちだったって…文句ひとつ言わず、ただ、静かにそう答えたって話なんだよね」

模話2「ピートタウンゼントは、文には書いていないけど…キースムーンは実は心根がやさしい、天才であり、かつとてもやさしい人柄をもっていたっていうことを言っているんじゃないかなと思ったね」

模話1「その話、大好きでさ…派手好きな遊び人の問題児ドラマーとして知られるキースムーンの心の中に、ただ、キースムーンを好きで好意を持ってくれる人に素直にこたえるピュアな部分がずっとあったって…世の中のキースムーンファンって、どこかみんなキースムーンのピュアな部分をとても愛しているように思うんだよね」

模話2「ばかやっている部分がどのくらいつくられたものなのか…彼は自分でもわからなかったのかもね…」

模話1「ワイト島フェスティバルのオフステージの映像とかさ…意外とおとなしい性格が出てる気がするのはボクだけかな…親しかった運転手が自分のせいで死んでしまった事実が、彼には大きかったのかもしれないと…ボクはおもうんだけど…」

模話2「こんな破天荒で、こんなに愛されキャラのロックスターってのはそんなにいないもんね。彼の功績含めて、いまだにキースムーンは特別な存在だよね…続く~」