たまには子育てネタ

 うちの子(5歳男子)が、テレビの中に録画されているアニメ映画にはまりました。毎日、朝起きて流し、保育園から帰って流し、今ではそのセリフを先回りして言えそうです。(今思いつきましたが、今夜からバイリンガルに切り替えよう)

「怪盗グルーのミニオン危機一髪」

   しかし、私には全くそのハマりポイントが理解できなかったのです。「鬼滅の刃」のように勧善懲悪でもなく、カッコいいメカが出てくるわけでもなく、結構なドタバタコメディです。もう消してもいいかな候補に入れていた一本でしたもの。まだ、精神年齢がそんなものかしら、と一度は納得させたのですが、クリスマスプレゼントリクエストは「マインクラフト」というゲームで、そのアンバランスぶりに頭をひねる最近でした。

  で、ある時、お”お”お”ーーー!と天からの気づきがありました。
それは、私の弟の副住職さんに「パパ―!」と呼びかけて反応をみているところに遭遇したからです。
なるほど、彼は生まれた時から父親を知りません。彼の中で、いろいろと父親像を模索している様子は兼ねてより垣間見ることがあり、そうだそうだ!たくさん妄想して試してみて、自分だけの父親像を確立するのだー!と目を細めて見ている私でした。
 
 なぜ、その父親像とミニオンが一緒の話に上るのかというと、主人公の怪盗グルーさんは、男やもめでみなしごの3人姉妹を育てているからです。仕事をしながら子供を育てて最後には仕事の相棒と結婚するハッピーエンドなのです。彼の中で、父親という存在を重ねるのには好都合なキャラ設定だと気が付いたのです。

 これが吉と出るのか凶と出るのか、30年後に彼が家庭を持てるかどうかが問われます。いやあ、ミニオンに責任を負わせるのはなんとも忍びないのですが、私が教え込むよりは真っ当な父親像になりそうな気もするのでそのままにしております。

 今日も壁の模様ぐらい自然にミニオンがテレビに映っているウチのお寺です。いやあ、ちょっとびっくりな発見だったので、文章にしてしまいました。すみません。

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