智天の神星龍を場に出してぇーーーッ【遊戯王デッキ紹介】セフィラシャドール
こんにちは。マグロです。
初のデッキ紹介記事になります。
背景
遊戯王にはカードに背景ストーリーが存在します。
多くは語られないものの設定や時系列はしっかりとしており、根強い人気を持っています。
僕もそのファンの一人で、中でも一番好きなのがこのカード「智天の神星龍」です。
詳しく説明は省きますが、荒廃した世界を救うため神に立ち向かうというめちゃくちゃカッコいいモンスターです。
セフィラデッキでも潤滑油と言える効果を持っており、まさしくエースと呼ぶに相応しいモンスターと言えます。
カード効果は以下の通りです。
P効果はデッキのセフィラモンスターをエクストラデッキに送り、そのPスケールをコピーするというものです。
Pスケールの変更だけでなく、P召喚するモンスターを用意できるとんでもない効果です。
P召喚、通常召喚ができず、セフィラモンスター3体を含む自分フィールドのモンスター全てをリリースして特殊召喚できるという召喚条件を持っています。
非常に重い条件ですが、成功するとセフィラモンスターのP召喚の回数を1回増やすことができます。
基本的に場に出ることはないです。
9期は場に出ることも考えられましたが、10期の新マスタールール以降、ペンデュラムが弱体化したことで場に出すメリットがほぼほぼなくなりました。
リンク先を増やそうにも、召喚時にリンクモンスターもリリースしてエクストラモンスターゾーンを埋めてしまうのでディスアドにしかなりません。
でも不憫過ぎません…?
神を倒したモンスターなんですよ?
場に出して活躍させたいですよね?
その思いで組んだデッキになります。
デッキレシピ
本デッキの目的は
智天の神星龍を場に出す。
追加のペンデュラム召喚でシンクロ、エクシーズを行う。
の2点です。
手札に必要なペンデュラムモンスターを揃えるのは難しいので、リンクモンスターでリンク先を確保する必要があります。
そのため、
リリース用のセフィラモンスターの確保。
智天の神星龍召喚後のリンク先の確保。
が必要になります。
智天の神星龍
デッキの主役です。
従来通り、セフィラモンスターの補充要因としても活躍してもらいます。
シャドール・ネフィリム
このデッキのキーカードです。
手札、フィールドのシャドールカードを1枚墓地に送り、蘇生できるリンクモンスターです。
リンクマーカーが左右にあり、EXデッキのPモンスター2体を召喚させることができます。
シャドール専用ですが融合効果も内蔵しており、1200の打点を場に残しにくい点もプラスです。
智天の神星龍の2の効果のコストにもなります。
リンク素材にリバースモンスター2体を要求されますが、後述のギミックで簡単に出すことができます。
回し方
シャドール・ネフィリム
出し方は以下の手順で行います。
何らかの手段で「影霊の翼 ウェンディ」と「影光の聖選士」を効果で墓地におくる。
「影霊の翼 ウェンディ」の(2)の効果で「影依の巫女 エリアル」を裏側守備でリクルート。
「影光の聖選士」の効果でと「影光の聖選士」と「影霊の翼 ウェンディ」を墓地から除外し、「影依の巫女 エリアル」をリバース。
「影依の巫女 エリアル」のリバース効果で、除外されている「影霊の翼 ウェンディ」を帰還させる。
「影霊の翼 ウェンディ」と「影依の巫女 エリアル」で「シャドール・ネフィリム」をリンク召喚。
3枚で「シャドール・ネフィリム」をリンク召喚できますが、何らかの手段で「影霊の翼 ウェンディ」と「影光の聖選士」を効果で墓地に送る必要があります。
シャドールカードを墓地に送るのは以下の2つのカードです。
エルシャドール・アプカローネ
墓地に送られた場合、デッキからシャドールカードを1枚手札に加え、その後1枚手札を捨てる効果を持っています。
「赫焉竜グランギニョル」でEXデッキから直接落とすことで効果を即時で使えます。
エルシャドール・ネフィリム
特殊召喚成功時、デッキからシャドールカードを墓地に送れます。
融合召喚でしかEXデッキから特殊召喚できず、素材も緩いので正規融合で出します。
上記2枚を絡めると以下のような展開になります。
「赫焉竜グランギニョル」融合召喚、効果で「エルシャドール・アプカローネ」を墓地に送る。
「エルシャドール・アプカローネ」の効果で、デッキから「影霊の翼 ウェンディ」を手札に加え、それ以外の手札1枚を捨てる。
何らかの手段で「影霊の翼 ウェンディ」を融合素材とし、「エルシャドール・ネフィリム」を融合召喚。
「エルシャドール・ネフィリム」の効果で「影光の聖選士」を墓地に送る。
チェーンして融合素材となった「影霊の翼 ウェンディ」の(2)の効果で「影依の巫女 エリアル」を裏側守備でリクルート。
「影光の聖選士」の効果でと「影光の聖選士」と「影霊の翼 ウェンディ」を墓地から除外し、「影依の巫女 エリアル」をリバース。
「影依の巫女 エリアル」のリバース効果で、除外されている「影霊の翼 ウェンディ」を帰還させる。
「影霊の翼 ウェンディ」と「影依の巫女 エリアル」で「シャドール・ネフィリム」をリンク召喚。
展開が見えてきました。
しかし、
「赫焉竜グランギニョル」の融合召喚
何らかの手段で「影霊の翼 ウェンディ」を融合素材とし、「エルシャドール・ネフィリム」を融合召喚
と2回融合召喚を行わなければなりません。
セフィラギミック
融合召喚には「赫の聖女カルテシア」と「ドロドロゴン」を使用します。
それぞれ融合の効果を内蔵しており、ドロドロゴンにいたっては素材代用の効果も持っています。
ドロドロゴンはともかく、カルテシアはデッキからサーチし、場に出す必要があります。
烙印を採用しようにも、多くが融合召喚しかできない制約を持つため、シャドール・ネフィリムを出す邪魔にしかなりません。
そこで「セフィラの神託」を利用します。
セフィラモンスターを素材として特殊召喚を行うと効果を発動できます。
いろいろありますがその中でも
という効果を使用します。
ドローできれば実質モンスターをデッキから持ってこれるので。
ドロー自体も「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」を使用することで簡単にできます。
セフィラモンスターを素材にドロドロゴンをシンクロ召喚すれば、カルテシアをデッキトップに置きつつ融合召喚の準備が整います。
これでカルテシアを持ってこれます。
しかしカルテシアを場に出さなければなりません。
通常召喚権を使用せずに展開もできますが、難しい場面が多いです。
そこで「セフィラの神託」の
を使用します。
ドロドロゴンをカルテシアとして扱い、セフィラビュートあたりを素材にグランギニョルを融合召喚します。
セフィラ自体サーチがしやすいので、セフィラビュートを持ってくること自体難しくないです。
神託以外にも、「セフィラの神意」で持ってくることもできますし、何より「秘竜星-セフィラシウゴ」でセフィラ魔法、罠として持ってくることも可能です。
セフィラモンスターを素材に融合召喚したので、手札のカルテシアを特殊召喚できます。
これで2回融合召喚する展開ができました。
流れに起こすと、
(盤面には「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」が1体
手札に「覚星輝士-セフィラビュート」がいる状態)
「ドロドロゴン」シンクロ召喚。「セフィラの神託」の効果で「赫の聖女カルテシア」をデッキトップに置く。
「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果でPゾーンのカード1枚を破壊しEXデッキからペンデュラムモンスターを回収。
「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果で1枚ドロー(「赫の聖女カルテシア」を手札に加える)。
「ドロドロゴン」の効果で自身と「覚星輝士-セフィラビュート」を素材に「赫焉竜グランギニョル」融合召喚、効果で「エルシャドール・アプカローネ」を墓地に送る。
「赫焉竜グランギニョル」にチェーンして「セフィラの神託」の効果で「赫の聖女カルテシア」を手札から特殊召喚。
「エルシャドール・アプカローネ」の効果で、デッキから「影霊の翼 ウェンディ」を手札に加え、それ以外の手札1枚を捨てる。
「赫の聖女カルテシア」の効果で自身と「影霊の翼 ウェンディ」を融合素材とし、「エルシャドール・ネフィリム」を融合召喚。
「エルシャドール・ネフィリム」の効果で「影光の聖選士」を墓地に送る。
チェーンして融合素材となった「影霊の翼 ウェンディ」の(2)の効果で「影依の巫女 エリアル」を裏側守備でリクルート。
「影光の聖選士」の効果でと「影光の聖選士」と「影霊の翼 ウェンディ」を墓地から除外し、「影依の巫女 エリアル」をリバース。
「影依の巫女 エリアル」のリバース効果で、除外されている「影霊の翼 ウェンディ」を帰還させる。
「影霊の翼 ウェンディ」と「影依の巫女 エリアル」で「シャドール・ネフィリム」をリンク召喚。
という風になります。
後はこの動きを安定させます。
超重ギミック
セフィラには神託、真意、シウゴと言ったサーチ手段が非常に豊富なカテゴリーです。
しかし単体では展開力に限界があり、ハリファイバーが禁止になったことでシンクロを絡めるのも一筋縄では行きません。
そこで、セフィラの展開を妨害せずに展開できる超重を採用しています。
動きを阻害しない以外にも、ボウテンコウをシンクロ召喚できる為、シウゴをサーチして無理矢理セフィラを持ってくることも可能です。
要になるのはこの「超重神童ワカ-U4」。
ペンデュラム効果で、デッキから超重武者をペンデュラムゾーンに置き、自身を特殊召喚できます。
ペンデュラムゾーンに置くのはこの「超重僧兵ビッグベン-K」。
場に超重武者がいれば、超重武者装留をデッキから手札に加えられるペンデュラム効果を持っています。
「超重武者装留ダブル・ホーン」は超重武者に装備し、装備されている場合に特殊召喚できます。
「超重神童ワカ-U4」はチューナーなので、レベル5シンクロが可能です。
加えてワカーU4はシンクロ素材にされると、ペンデュラムゾーンに置かれる効果を持っています。
何が言いたいのかというと
「源竜星-ボウテンコウ」がシンクロ召喚可能で、「秘竜星-セフィラシウゴ」がサーチできる。
「超重神童ワカ-U4」だけで、スケール1~8がそろう。
つまり初手にセフィラが一枚も来なくても、セフィラを持ってくることが可能になります。
これによりセフィラモンスターを素材に融合、シンクロが安定してできます。
以下は展開の一例です。
「超重神童ワカ-U4」をペンデュラムゾーンにセット。効果で「超重僧兵ビッグベン-K」をペンデュラムゾーンにセットし、自身を特殊召喚。
「超重僧兵ビッグベン-K」の効果で、「超重武者装留ダブル・ホーン」を手札に加える。
「超重武者装留ダブル・ホーン」の効果で「超重神童ワカ-U4」に自身を装備させ、場に特殊召喚。
「超重神童ワカ-U4」と「超重武者装留ダブル・ホーン」で「源竜星-ボウテンコウ」をシンクロ召喚。
「源竜星-ボウテンコウ」の効果で「秘竜星-セフィラシウゴ」を手札に加え、「超重神童ワカ-U4」の効果で自身をペンデュラムゾーンにセット。
「源竜星-ボウテンコウ」の(2)の効果で、「宝竜星-セフィラフウシ」を墓地に送り、自身のレベルを3に変更。
スケール1~8で「秘竜星-セフィラシウゴ」をペンデュラム召喚。効果で「セフィラの神託」を手札に加える。
「セフィラの神託」発動。発動処理として、「英霊獣使い-セフィラムピリカ」を手札に加える。
「英霊獣使い-セフィラムピリカ」通常召喚。効果で墓地の「宝竜星-セフィラフウシ」を特殊召喚。
「宝竜星-セフィラフウシ」と「秘竜星-セフィラシウゴ」で「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」をリンク召喚。
「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果で「覚星輝士-セフィラビュート」をEXデッキに送る。
「英霊獣使い-セフィラムピリカ」と「源竜星-ボウテンコウ」で「ドロドロゴン」シンクロ召喚。「セフィラの神託」の効果で「赫の聖女カルテシア」をデッキトップに置く。
「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果でPゾーンのカード1枚を破壊しEXデッキから「覚星輝士-セフィラビュート」を回収。
「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」の効果で1枚ドロー(「赫の聖女カルテシア」を手札に加える)。
「ドロドロゴン」の効果で自身と「覚星輝士-セフィラビュート」を素材に「赫焉竜グランギニョル」融合召喚、効果で「エルシャドール・アプカローネ」を墓地に送る。
「赫焉竜グランギニョル」にチェーンして「セフィラの神託」の効果で「赫の聖女カルテシア」を手札から特殊召喚。
「エルシャドール・アプカローネ」の効果で、デッキから「影霊の翼 ウェンディ」を手札に加え、それ以外の手札1枚を捨てる。
「赫の聖女カルテシア」の効果で自身と「影霊の翼 ウェンディ」を融合素材とし、「エルシャドール・ネフィリム」を融合召喚。
「エルシャドール・ネフィリム」の効果で「影光の聖選士」を墓地に送る。
チェーンして融合素材となった「影霊の翼 ウェンディ」の(2)の効果で「影依の巫女 エリアル」を裏側守備でリクルート。
「影光の聖選士」の効果でと「影光の聖選士」と「影霊の翼 ウェンディ」を墓地から除外し、「影依の巫女 エリアル」をリバース。
「影依の巫女 エリアル」のリバース効果で、除外されている「影霊の翼 ウェンディ」を帰還させる。
「影霊の翼 ウェンディ」と「影依の巫女 エリアル」で「シャドール・ネフィリム」をリンク召喚。
課題と苦しい点
超重武者への依存度が高い
超重武者のおかげで安定して展開できていますが、逆にいえば超重武者がいないと成り立たないことが多いということになります。
超重武者がおかしいのですが、これ以上の代替えを用意できないのが現状です。
幻獣機アウローラドンが採用できない
セフィラデッキで必ずと言っていいほど採用される「幻獣機アウローラドン」ですが、本デッキではリンク召喚できない制約がきつすぎるので採用できません。
こいつが使えれば、シンクロ展開が楽になるんですけどね…
まとめ
いかかでしたか?
意外にも同じような発想を持ったデッキを見かけず、書くべきかなと思って書きました。
構築に難があるデッキですが、あなたも「智天の神星龍」を場に出してみませんか?
余談
実は本デッキは2019年あたりから組んでいて、ハリファイバーやベアトリーチェが現役だったころにはお手軽に展開できていました。
必須カードが規制され、今のような形に至っています。
なんか、時代の流れって悲しいですね…
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