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短歌6・仙台駅

もう通うことはない街の週末の天気予報に未だ目は行く


太陽に蝋の翼を溶かされて月夜で虎に成り果てる日々


生焼けのホットケーキのまだ液の部分みたいだ あと何年か


自殺する気持ちが分からない人はたぶん免許を返納しない


コンビニで自分は食べぬスイーツを買った家路は歩幅が広い

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