見出し画像

短歌8・北12条西

ゲレンデで喉が痛くちゃだめでしょと隠す寝息の向こうの結露

君に合うコートが街に溢れてる 君の今年のコートは知らぬ 

次々と小さな靴に割られてく落ち葉の音は優しいきいろ 

お揃いのスリッパを買い替えた時 あなたの指の細さに気付く

「大丈夫 私たちならひとりでも」いつしかそれは正夢になり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?