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女性に大人気!店でもネットでも買えない「完熟いちご」の満足フルコース

誰も知らない魅力的な場所が、福島にはある。フードカートと行く「Food Camp!ツアー」の2020年11月15日は、女性に大人気の「おざわ農園」いちごランチツアーでした。

毎年キャンセル待ちとなる「おざわ農園」小沢充博さんのいちごツアー。「完熟いちご」は、福島では知る人ぞ知る絶品いちご。当初ツアーは5月予定で、コロナのため延期になりましたが、無事開催できました。

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いちごのシーズンがまさにこれからという出始めの頃で、「フレッシュな畑といちごの味を感じてほしい」というツアー。一般の方へのシーズン初販売が「フードキャンプ」という贅沢な会となりました。

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まずは、ハウスを見学。次から次へと、形も設備も少し異なるハウスが現れます。親の代から続く古いハウスもありますが、最新鋭のすごいハウスを見学。太陽の光がどんな角度でもいちごが真っ赤に色づくよう、工夫されています。

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「『積算温度』が600度に達するとおいしくなります」などと、小沢さんの口からは数字の話がよく出てきます。南にあるいちご産地に比べて、福島は太陽の日差しは強くないが、その分ゆっくりと果肉へうまみがたまり、真っ赤な色と共にうまみも凝縮されるそう。

温度や二酸化炭素、日射量などデータも計測管理。科学と人の手のハイブリッドが、おいしさの秘密のようです。

おざわ農園では普段は体験できない「いちご狩り」!
へたが反りかえったものが完熟のサインで、甘くておいしいとのこと。いちごは先っぽが甘いので、へた近くまで赤くなっているのを探します。葉の下にひょっこり隠れていて、かわいい。

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葉っぱは青々と濃い緑色が印象的。
いちごの大きさや形で違いはあるか、青いフレッシュないちごとの味の違いなども体感。

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もう一グループを説明されたこの方は、「弟子」の太田啓詩さん。説明がわかりやすい!

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実は「おざわ農園」のスタッフではありません。以前、このツアーに客として参加し、小沢さんにほれ込んで農園で就業。今年なんと、いちご農家として独立!
フードキャンプ「卒業生」から就農者がいるのは、うれしい驚きです。

いよいよ食事の時間。
扇子やうちわで口を覆い、飛まつ防止に努めながら楽しみます。乾杯!

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シェフは、「旬のべジカフェバル BestTable」料理長の芹沢靖夫シェフ。いちごはデザートの印象が強く、甘みが強くて料理には難易度が高い素材。多国籍料理のシェフらしく、アジアン調味料や寿司など多彩な組み合わせで、お客様を喜ばせました。

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冒頭から目にも鮮やかな一品。「苺のパンコントマテ」。
スペイン料理の一種。小沢さんも大好きなメニューとのこと。

パンコントマテ

次も「えっ?」 この覆いは何??

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「苺と海老のサラダ 2種チーズのアーモンド豆腐ソース」。
春巻きのライスペーパーをくずして食べます。

魚料理は「真鱈のポアレ 赤と青の苺を使ったサルサソース」。
完熟していない酸味あるいちごも加えて、サルサソースで。
フレッシュないちごを使える今だからこそのメニュー。

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メーンは「やわらかく煮込んだ麓山高原豚のパートフィロー包み焼き 苺とバルサミコソース」。

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またまた「えっ?」

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「苺とずわい蟹のちらし寿司風」。
酢飯にいちご!そしてナンプラー、ココナッツミルク!!
芹沢シェフならではの驚きのハーモニーが楽しめる逸品。

デザートは、タワーのような圧巻パフェ!
「苺のブリュレパフェ」。

ブリュレパフェ

畑の見学では「クイズ」がありました(毎年違うプログラムを用意)。
当選者には、貴重な初いちごをプレゼント。
おめでとうございます!

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小沢さんは、フードキャンプに欠かせない生産者の一人。フードカートを購入した当初のころ、小沢さんのお子さんの運動会の打ち上げを、フードカートを使って農園で催しました。
「いつもの農園が人の笑顔で溢れ、『こんな楽しみ方もあるんだ』と気づかされた」といいます。地域イベントにFoodcamp、こんな流れも今度できる?!

会場のハウスは、翌週には苗が並び本来の姿に。このフレッシュな時期だからこそ体験できた宴でした。

初期から応援いただき、小沢さんら生産者と歩んできたフードキャンプ。いちごツアーは3年連続6回目。いつも参加者のほとんどは女性です。
東京では買えない、ネットでも買えない。
日持ちがしない新鮮な「完熟いちご」は、福島の農園で生産者と食べることこそが、最高のごちそうになることを体感した満足ツアーでした。

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「おざわ農園」と「Best Table」のサイト:


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