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自分の適量

イラストを描いている。初めはリビングのテーブルの上で描いていた。これは当然だが、しょっちゅう片付けなければならない。ああ、専用の机が欲しいなあと思った。

そのうち、息子たちのお古の勉強机が使えるようになり、ルンルンで、専用のお絵かきスペースを確保して、満足だった。ところがそのうち、少し大きめの絵を描くには、勉強机の上の作業スペースでは狭いと思うようになった。

時は流れて、最近ようやく、通販の組み立て式簡易机2個の上に、ホームセンターで買ってきた大きなベニヤ板をのせて念願の広い作業机を作った。幅160センチ、奥行き90センチ!表面に蜜蝋をせっせとぬり、ウットリ!ああ、広い!なんて素敵!

ところが、椅子に腰掛けてみてビックリ!

机の正面の奥にも、左右の奥にも、座ったままではどう頑張っても手が届かない。要するに、向こう3分の1スペースは私の腕の長さでは、作業中に使うものは置けないということ。自分の腕の長さを計算に入れて、板の広さを決めなければならなかったということに、今さらながら気がついて愕然。

ヤレヤレ。家も広ければいいわけではないし、持ち物だって多過ぎはやはり疲れる。自分の適量を見分けるのは難しいなあ。


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