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接遇を意識していれば転倒、転落、不穏のリスクを下げる

おはようございます。

どんなに認知症が進んでいても
その方の
性格や
過去の記憶
トラウマだったこと
人生最高に面白かった事
それは全てその方の中に刻まれています。


ある人がいました。
介護福祉士もある男性の職員です。
自分の余裕の無さから
毎日利用者さんを罵倒、同じ様になって取っ組み合いをすると…
もうそんな人言語道断で
夜勤なし
他の職員の目もあるデイサービスに異動させればよかったのですが
夜勤する人が居ないからと
ずっとユニットのケアでした。


ある時私が
朝出勤すると
「あの子帰り際になると機嫌がよくなるねぇ、さっきもごめんねって言ってきたよ」
いやいや、ごめんねって言わなくちゃいけない事何をした?
といつも目をつけていました。


またある時は
温厚な90代の利用者さんが
車椅子から飛び出しそうなぐらい怒っておられました。
それが他のユニットから見えたため
ユニットを交代するようにし、
90代の利用者さんは落ち着きを取り戻され
言いました。
「あいつはあかん。
あかん奴や、来ないようにしてくれ」

他の職員が居たら
見られている感があって大丈夫なようですが
居なくなると
無理に立ちあがる人を怒ったり
想定外のことをする利用者さんに対し罵声


この人資格取っただけで絶対向いてないやん
と思った矢先
夜勤明け
誤薬…
その事でそのスタッフは解雇になりましたが


もっとできる事があったのでは?と
切に思っています。


私は当時いちパート
そのスタッフの2個上ぐらいだったのですが
労い→諭し→見せ→労いを繰り返す途中でした。


丁寧に向き合うことは
丁寧な時間の共有に繋がり
丁寧な接客となる
接遇を意識していると
ユニットが落ち着いて回ります。


会話中であっても
トイレ介助に呼ばれ
「あー呼ばれちゃた」に対し
「行ってあげて、私もそっち(フロア)出て行くわ」とスタッフのように協力的な利用者さんも
いらっしゃいました。


いつでもコールを鳴らせるよう
「近くにおるでね、なんかあったらゆってねー」とその場を離れると
コール一切なりません。
心配になって覗きに行くと
「昨日夜勤バタバタして寝れやんかったんやわ、あんたが来たらスーっと寝たったわ」と昼夜逆転の報告をいただく事も…


人と接する仕事
なんとかトラブルなく過ごしたいですね。

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