認知症の方への家族の関わり
こんばんは
介護をしてトータル15年目のあーりーです。
この前少し気になった事があったので
書きます。
認知症と聞いて何を思い浮かべますか?
おじいちゃん?おばあちゃん?
お父さん?お母さん?
私が関わっている認知症の利用者さん達は
全く認知症だとは思えない方ばかりです。
認定調査の時に
ボケてね。なんて誰も頼んでいないのに、本当にしっかりされ、この人が?要介護?!ってくらいの
シルバーカーを押してるだけの、はたまた杖ついているだけのただただ高齢ってだけの方です。
カルテを見てやっと
アルツハイマー型の認知症か…と分かるぐらい本当にしっかりされています。
たぶん街で見かける方もきっと介護認定を受けていないだけで、介護施設を利用していないってほとんどなんじゃないかと思います。
親だと特に『認知症』と認めたくないですしね。
私も祖父が認知症って受け入れられません。
歳相応にきてますが…
私が健康診断を受けに行った時の話です。
主治医の受診だったのでしょう。
耳の遠い(聞こえにくい)女性が息子さんに連れられて病院の待合室で自分の順番を待たれていました。
体温計が鳴っても聞こえません。
息子さんは『なっとるやろ?』
もぅ怒っておられました。
『あーまたやり直しや…』
毎日の介護です。月に一度血圧の薬だったり、持病の薬を処方して貰いに受診されているよう。体温計を受付の人に渡し、また88.88にしてもらい、
お母さんであろう方に渡します。
『早くして、また、エラーになる』
女性は聞こえているようですが、無言です。
聞いているこちらが胸が痛い思いをするほどのお話の仕方。
イライラするの分かります。でもね、
ここ大事です。
事務の人よ…体温計の本体から貸したってよ。
息子さんよ…その日有給かなんかやろ?ゆっくり体温ぐらい測らせたってよ。
病院空いてます。
この息子さんの向ける
怒りは脳の萎縮を生み、認知症を悪化させる。
悪循環の始まりです。
介護タクシーで受診するのもありです。
なんでも自分がしたほうが早いからと何でもしてきてしまった結果、親を怒鳴り体温を測る…
何も迷惑など掛けてませんよ?体温計エラーにするぐらい。
今は親の世話をしてて忙しい。と親がのんびりで迷惑かけてるかも…は見たら分かるし、恥ずかしい事でも無いので、落ち着いて医療機関に通って欲しいと思った出来事でした。
どんくさくてごめんね。ってよく利用者さんに言われますが、
ゆっくりで良いんです。大丈夫、どんだけでも待ちますね。とお伝えすると
ごめんね。がありがとね。になります。
どうかお年寄りや認知症の方に接する時はありがとうを先に言ってください。
あなたがいてくれてありがとうだよをずっと伝えられる介護をしていきます。
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