ひとりぼっちのヒヨドリ その30
《 カップル誕生?》
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その29
春分の日の翌日は
なんと朝から雪!
午後3時頃まで降り続いたけれど
道路にはほとんど積もらず、
朝 庭や畑に積もっていた10㎝ほどの雪も
その後それ以上厚くはならなかった。
木々の枝にも少し積もっては解け落ち
また積もっては解け落ち・・・
空気は冷たいのに、
前日まで高温傾向が続いたから
地表付近の温度は高かったのだ。
可愛い芽を出したチューリップたちも
一旦は埋もれていたけれど、
夕方までには頭だけ出ていた。
ひよちゃんはきっとエサを探し回っているんだろうと、
刻みリンゴと粒コーンを小皿に入れ、
いつもの グミの木の枝に設置したカゴに置いたけど
しばらく経っても来た様子は無い。
今日はノラ猫は来ないし
タカやトンビも居ないから
縁台でもコワくないよ?
早くおいでよー
どこかよそのお宅でも
私みたいにエサをあげていて
満腹できてるのだろうかと考えていたら、
そろそろお昼という頃になってやって来た。
そして、
すぐあとからひよちゃんより一回り大きいヒヨドリ!
あ!
なんか仲良く並んでエサ食べ始めた!
てことはオス?
伴侶見つけたの?!
良かったねえ (*^。^*)
なかなか来ないと思ったら
ふたりで飛び回ったりして遊んでたの?
と思ったら
すぐ後からひよちゃんより一回り大きいのがもう1羽!
すると
仲良く食べていた2羽は 、
サーーーッ と飛び去ってしまった。
後から来たのが
そのあとを追って行ったかと思ったら
1羽がすぐ戻って来て、
(後から来たのか先に来てたのか
どっちか分からないけど)
向こうの畑で雪の下から葉をのぞかせている
小松菜に食いついて
引きちぎって食べ始めた。
ハアーア、
「農家の敵」って言われるワケよねえ。
りんごには穴をあけちゃうし
イチゴもキャベツや小松菜も食い散らすし、
そりゃあ 嫌われるわサ (◎_◎;)
でも両足を踏ん張って羽根をバタバタさせて
頭を左右に振って、
一生懸命食いちぎって食べる様子が可愛くて
つい にやけて見入ってしまった。
👇
こっちにもおいしいものあるよー
あ、でも冬越しした小松菜って
甘くて美味しいんでしょうね。
いっぱい食べていいからね。
ひよちゃんだか誰か分からないけど
ゆっくりお上がり (^◇^)
しばらく私を楽しませて
そのヒヨドリは
いつもひよちゃんが帰っていく方角に飛び去った。
てことはひよちゃんだったの?
ん? でも1羽で食べてたってことは・・・
後から来た別のヒヨ?
・・・・・
まあ、どっちでもいいや。
また小松菜食べに来ていいからね。
つ づ く
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