ひとりぼっちのヒヨドリ その2
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その1
彼らはそれから毎日りんごを食べにやってきた。
最初に来た時から4~5日後。
枝にりんごが挿してないとこちらを向いて
「ピーッ、ピーッ」と鳴いて
羽をバタバタするようになった。
え? 催促してるの?カワイ~イ (*^ _ ^*)
ネット検索したら
ボサボサあたまでふっくらしてるのがオスで、
スラッとしているのがメスなんだそうだ。
ヒヨドリは知能指数が高く、
成鳥になれば人間の8歳児程度の
理解力があるというからビックリ。
非常に用心深いが人に馴れやすくて、
平安時代は貴族の間でよく飼われたんだそうだけど、
こんなに早く馴れるなんて。
「ハイハイ、うっかりしたねえ」
急いでリンゴを枝に挿してやりに出ていくと、
すぐ逃げてしまったもののすぐに2羽で戻ってきて、
仲良くついばんでいる。
その翌日は1羽がいつもより早い時間にやってきて、
なんと廊下のガラス戸まで来て、
こちらを向いて「ピーッ、ピーッ」と鳴きながら
バタバタしている。
今日は随分早いのねえ !
なんだかワクワクしてしまって、
急いでリンゴを挿して来たら、
間もなく2羽で飛んできて
夕方までに
皮と芯のあたりを残してほとんど食べてしまった。
だけど・・・・・
毎日木の根元に散らかったヒヨドリの食べ残しを
片づけるのも面倒だし、 無駄になる。
折角おじさんが下さったりんごを
食べ散らして捨てては バチが当たる ‼
そこで、
無駄なく皮まできれいに食べられるように細かく刻んでやることにした。
ケッコウメンドクサイ ((+_+))
4半分をおよそ大豆粒大に刻んでみたら結構な量になる。
これで充分じゃん! (*^。^*)
これを植木鉢の受け皿に入れて
木の枝に固定してやってみた。
くちばしでつまんではポイと上に投げて
キャッチして食べるしぐさもカワイイ。
夕方確認したらきれいになっていた。
きっと足りなかったよねえ・・・・
だけど、
りんごばかりじゃ栄養偏っちゃうんじゃない?
ボケりんご早く終わっちゃうし。
そうそう、
ラクしないで自然界のものもちゃんと探して食べてね!
ボケりんごが無くなるまで毎日エサやりを続けて、
どうやらひよどりたちはすっかり私を味方と認識したらしい。
つ ・ づ ・ く
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