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喪中につき 7
父は昨年の今日、2月16日の早朝に亡くなった。
ちょうど1年が経ったことになる。
前回のエントリーは8月で6か月経過したときのもの。喪中が1年続く事にほっとしていた春先に比べるとすっかり日常生活にもどり、むしろ夏以降は新しい活力なども出て、すっかり喪中だなんだなどと書く事とは距離ができた。
このシリーズをこのまま放っておく訳にはいかないなぁ、とは思いつつも、どうやって終わらせたらいいかは、まだ見えてこなかった。
今日、いつも通りの日常を過ごしながら、残り物のあり合わせでお昼ご飯を食べた。
そういえば、去年の今日、何食べたんだろうな、と思った。
たぶん、コンビニのお弁当かなにかを食べた。
父は早朝に病院で亡くなったので、夜中に東京から実家のある群馬県の病院に向かうという、非日常な事をした。普段朝食を取らないわたしは朝は食べなかったけれど、妹はサンドイッチを食べていた。そして、遺体を葬儀社に安置したあとのお昼がコンビニ弁当。母を含む3人で、おそらく何食べる?とそこそこ食べたいものを吟味して選んだ。この顔合わせでコンビニ弁当を食べることはないので、ちょっとしたイベントめいている。
それから翌日の葬儀の手筈や、父が使っていた酸素ボンベやベットの撤去、当面必要になるお金を郵便局におろしに行くという手筈を整えると、妹とわたしは東京の家にもどった。
まだ明るい時間だった。
滞在時間10時間。
翌日は午前中また帰省して葬儀を済ませた。
わたし達は3人だけで葬儀を済ませたので、服装も普段のままだった。つまり一旦東京にもどらなければいけない要件はなかった。でも全員が、あぁ、そうしよう、と言ってその晩、自分の布団で寝た。
そんな日だった。
「喪中につき」、これにて終了。
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