日記:20231105〜秋のYOIMACHI〜

 大塚のサーキットイベント「秋のYOIMACHI」へ。

 まずはハーツネクストで開歌から。現体制になって2回目。前回は岩永さんがお休みだったので、全員揃ったところを見るのは初めて。
 結成当初の歌唱スキルの異様な高さとは違うけど、今の開歌も全員がとても素敵な歌声を持っていて、その点でやっぱり歌に特化したアイドルなのだと思う。
 新メンバー・髙橋さんのアニメっぽいかわいらしい声はすごい武器だし、岩永さんも笑顔と下ハモが魅力的だった。
 あと何と言っても山村さんの存在が大きい。いちばんステージ上で生き生きとしている。
 もちろん、オリジナルメンバーである渡邉さん、青木さんも楽曲の世界を表すのに欠かせないし、この5人でこれからも頑張ってほしい。そんなに頻繁にライブは行けていないけど、応援しています。

 この先の動き方が悩みどころだったのだけど、ひとまずグデイを途中まで見る。出演者多数のサーキットイベントだけあって、30分の転換時間の間に、リハーサルも見られるのでお得な気分。リハの時から室井さんが客席全体にレスを送っていて流石だった。

 最後までグデイ見たかったし、ハーツプラスのキスエクも見たかったけど、始発待ちアンダーグラウンドを見逃すわけにはいかないので、にわか雨が降る中、駅の反対側にあるDeepaまで移動。
 この会場、初めて来た。建物の前は何度も通っていたけど、ライブハウスだったんだ。

 始発待ちアンダーグラウンド。すげえ良かった。1曲目のスターライトシンドロームでいきなり客席の心を掴み、アッパーな曲を中心にあっという間の30分。秒で終わるってこういうことだ。
 こんな天気なのに汗びっしょりかくくらい踊ったし、踊らされた。
 たぶん初めて始発待ちを見た観客も多かったはずだけど、ライブ後に大きな拍手が起きていたこと、メンバーが捌けた後にももう一度拍手が起きたことが、どれだけ良いライブだったかを物語っていた。あとは観客の数を増やすだけなんだよな。みんな始発待ちを見ようぜ。

 始発待ちの特典会では、お目当て特典でチェキ券1枚と囲み写メ券がもらえた。相変わらずの大盤振る舞いで心配になる。読書の秋にちなんで、メガネ着用で愛読書を持っての囲み写メだったので、ちょうど今読んでるアンナ・カヴァン『氷』を持って撮ってもらった。

 
 続いて駅前の元ホットヨガ・スタジオだった会場に移動。同じような名前の施設が複数あって、会場になかなか辿り着けずパニックになりかけたけど無事開場に間に合った。
 入場前の段階から怪しげな太鼓の音が響いていて、完全に怪しげな宗教団体の儀式。
 RAY。舞台袖の概念もないステージに、素の状態で入り口からやってきたメンバーが立ち、そのまま土下座。やっぱりこの曲は絶対にやると思っていた「KAMONE」。
 その後もダウナーな「ネモフィラ」、ダンスに特化した「test」と癖のある曲が続き、これも絶対にやってほしかった「Show Me the Season」!でもSMtSはフラットなステージと照明で見ると怪しさは半減していたかな。
 癖つよセトリで押し切ってもいいところを、最後に「Fading Lights」で綺麗に締めたのが良かった。

 RAYの特典会の後、同じ会場でNaNoMoRaL
 会場に合わせて特殊な演出でセトリを組んだRAYとは対照的に、いつも通りのパフォーマンスだった。とはいえ、この環境で「いつも通り」をやるためには苦労があったんだろう。それを感じさせずに、いつも通りの楽しいライブをやり切ったのが素晴らしい。

 
 NaNoMoRaLの終了後、急いでハーツプラスに移動して、PANDAMICを途中から。周年ワンマン以来のパンダミック、あの時の勢いをそのままに生き生きとしたパフォーマンスでとても良かった。

 2ステージ目のRAY。今度は打って変わって王道のRAYちゃんセトリ。この流れで聴くと、「フロンティア」の解放感と多幸感がいつにも増して強く感じられる。
 「秘密がいたいよ」のラストサビの直前、斜め上を見上げる愛海さんの表情がたまらなかった。なんて儚く美しいんだ……。
 変化球も直球も全力でやり切るからこそ、どちらもRAYのライブならではの楽しさがある。

 
 最後はNaNoMoRaL 2ステージ目。
 ホットヨガスタジオ跡地ライブの時、YOIMACHIに呼んでもらえたことをMCで話しながら、未來ちゃんが「泣いちゃいそうになる」と言ってたのだけど、2ステージ目では終盤「嘘つきかくれんぼっち」を歌いながら実際に泣いていた。
 未來ちゃんを見ていると「一期一会」という言葉はこういう意味なのかと感じさせられる。出演するイベントのひとつひとつに100で気持ちをこめているのが伝わってくる。
 ひさびさに「ビューティフルデイズ」を聴けたのも嬉しかった。

 3連休最後の日曜日の夜なのに、明日を思って憂鬱になることもなく、最高に晴れやかな気持ちで帰宅できたのはNaNoMoRaLのおかげ。長丁場の大トリを飾るにふさわしいライブでした。


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