日記:20230429〜恵比寿リキッドルーム→月見ル君想フ〜
帰りが遅くなったせいもあるし、バズリズムでタイトル未定が出るのを見て夜更かししたせいもあるけど、ベッドに入った後も案の定、仕事のことが気になってなかなか寝付けず。眠りについた後も1時間おきに目が覚める最悪の睡眠から起床。
恵比寿リキッドルームに向かう間も、寝不足のせいかどうにも気持ちが鬱々とし、頭もぼーっとしてひどい体調のまま会場に到着。全然テンション上がらないままでいたけど、Finger Runsのライブ始まったら強制的にスイッチ入れられて、そのあと一日中楽しかった。感謝。
小笠原唯ちゃんを筆頭に、Finger Runsはクールな曲や激し目の曲も、自己完結的にエモ散らかしたりアーティストぶったりせずに、基本楽しそうに、あるいは、楽しみながらパフォーマンスしているところがとても好き。アイドルはそうであってほしい。楽しそうなパフォーマンスといっても、表情とかを作らされてる感じじゃなくて、それぞれ自分の素に近いやり方で楽しんでいるのが良いのだろうな。1組目から汗だく。
ライブ後、自己紹介もそこそこにやたら急いで捌けていったので、時間押しちゃったのかと思ったけど、むしろ巻いて終わっていた。えらい。
SANDAL TELEPHONE。3人とも素敵なのだけど、小町まいさんのダンスのキレっぷりにどうしても目が奪われてしまうな。Magic All Nightで完全に掴まれた。
Zsasz。Finsの特典会に行っていたので途中からになってしまったけど、音源で聴いていた「ピーターピーター」「ぬいぐるみになりたい」が聴けてうれしかった。なんかの曲でクラップの時に自分の頭をぽんぽんしてるメンバーがいてかわいかった。
ヌュアンス。いやあ、素晴らしかった。先日のワンマンで一皮剥けた気がする。新衣装の裾のひるがえり方がもはや芸術。
ハーバームーンで楽曲の上質さと大人っぽいパフォーマンスを見せつけた後、縦にフォーメーションを組んだ後、しばらく音が鳴らず、やっとオケが始まったと思ったら「違う曲ー!」「1曲飛んだ!」と言いながら「Ocha cha cha China-town」が始まった。メンバーは大変だったろうけど、結果的にハーバーからのオチャチャで振り幅の激しさが際立っていたし、わちゃわちゃした楽しい曲前でのトラブルでよかった。highlightの前のトラブルだったら目も当てられないけど。
終わりのMCでも「1曲やってないけど、もう終わった方がいいですか?」と戸惑っていると、いきなりルカルカのイントロが鳴り出した。当たり前のように演りきっていたけど、終演後のツイートによるとルカルカはもともとのセトリには入っていなかったみたい。突発的なアクシデント対応も含めて、頼もしい限り。4人とも本当に立派。
二丁目の魁カミングアウト。ヌュアンスのオチャチャからチャイナ繋がりでやめとまからスタート!わりと周りにスペースの余裕があったので、おもいきり振りコピした。
耳すまでとんでもなくでかいコールが起きてて、おなカマだけじゃなく、会場全体が地鳴りみたいな歓声を上げてた。自分でさえフロア後方から背中に押し寄せてくるコールを感じたくらいだし、ステージ上のメンバーたちはもっと熱気をダイレクトに感じられたのだろう。ミキティーが嬉しそうな表情してて、こっちも嬉しかった。
まるもうけで「楽しい?」って訊いて、大歓声が返ってきたのもよかった。ほとんどワンマンみたいな空気だった。blazeの12周年ワンマンの前にリキッドでやっちゃった?ってくらい。
以前は二丁魁のライブって主催や仲の良いグループとの対バンがホーム、それ以外の対バンはアウェイって雰囲気だったけど、今となってはライブアイドルが好きな人、アイドルのライブを真剣に楽しみに来てる人が集まる現場はぜんぶホームなのかも。
告知のMCでミキティーが「12年やってるアイドルの力を見せつける」的なことを言ってて、今年の抱負に掲げた言葉を思い出したし、攻めの姿勢で勝ちに行く根底に自信がうかがえるのがとても良い。この日みたいな良いライブ、良い反応で、好きな人たちがさらに自信を深めていってくれたら、いつかアイドルとヲタクの関係は永久機関になる。
Ringwanderung。とても良いライブだったのだけど、パルスから始まっていたら二丁魁が沸かしまくったフロアの空気をそのまま受け継げていたのに、とすこしもったいなく感じてしまった。パルスの増田さんのダンスがキレキレで素晴らしかった。
リンワンまで見終えてすぐ会場を飛び出して、青山の月見ル君想フまで急いで移動。公共交通機関を使うより、早足で歩いた方が早く着きそうだったので徒歩。30分弱で到着しました。なぜか見たいアイドルが全部同じブロックに固まっていたおかげで、悔しい思いをせずに現場を回せた。二丁魁の特典会に行けなかったのは残念だけど。
クロスノエシス「Cry For The Moon.」月見ルで行う主催単独ライブの最終回。いきなりペトリコールから始まるセトリが素晴らしい。たしかGravityで床に伏せた状態から立ち上がるタイミングがぴったりで、この一瞬の動きのためにどれだけの努力や研鑽を重ねてきたのだろうと思ったら、涙が出そうになった。
最近はリリイベ期間ということもあってアルバム局が中心だったけど、この日は新旧の曲が幅広いセトリで、主催イベントの集大成のようにも感じた。そのせいで勝手に込み上げてくるものもあったのだけど、メンバーたちはカラッとしていて、その先を見据えていたのが頼もしかった。MC明けにしんみりした空気を軽やかに吹き飛ばすFULL MOONを持ってきたのも良セトリ。
帰り道で雨が降ってきて、ペトリコールの歌詞を思い出した。君ノ悲シミヲ想フ。趣のある心地よい雨だった。洗濯物は出しっぱなしだったけど。
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