日記:20230127

IHコンロの上が濡れていて、布巾で拭いたら熱いのでよく見たら消したはずのコンロがすこし点いていた。慌ててスイッチを切るとぼん!と大きな音がして、ガス爆発するんじゃないかと心配しながら布巾を洗っていると、隣にトータス松本が来て雑巾を洗い始めた。そういえばウルフルズの「ガンバるしかない!」という曲は良い歌だったな、という夢から覚めて起床。
この前にもうひとつ夢を見たはずなのだけど忘れてしまった。見た記憶はあるけど思い出せない夢は、存在していたのか存在していなかったのかも不明で、とても儚い。「のび太の宇宙開拓史」のラストみたいだ。

しばらく前からシェーバーの調子が悪い。充電器に乗せても数分で充電が終わってしまうし、充電後に2〜3回使っただけでバッテリー切れになる。
今朝も髭剃りの途中で充電が切れた。
雑に半分ほど剃り残した顔を鏡で見ながら、眉毛を半分剃り落とした大山倍達と、顔の半分くらいが剃り残し状態になっている人間では、どっちが異形なのだろうと考えた。
眉を半分剃り落とした姿は確かに異様だが、そこには明確な意思表示が感じられる。一方、顔の半分くらいにまばらに剃り残しがある人間には、意思の疎通が不可能な、より得体の知れない不気味さがある。
半分だけ髭を剃り残した殺人鬼が出てくるサスペンス映画があったら、「ノーカントリー」のハビエル・バルデムを超えるんじゃないか。

夜、渋谷WOMBで小笠原唯さん生誕祭を見る。
18時10分開場なのに完全に18時半と勘違いしていた。着いたらもう客入れ始まってて、しかも電波が悪くてWEBチケットが表示されず、慌てて外出て表示させてから戻ったらちょうど自分の番号の1つ前の人が呼ばれたところだった。バタバタ。
イベント全体が、小笠原さん自身の人柄から溢れる楽しさと愛情に満ちていて、とても良いライブだった。
ただ自分はAqbi Rec の歴史をちゃんと履修していないので、ベルハーやゼアゼアの曲で大盛り上がりする客席に多少複雑になった。とはいえ、もともとアクビのことを知らずにキラキラなアイドルをするつもりで入ってきた小笠原さんがアクビの過去曲を表現してみせることで、事務所の仲間たちへのリスペクトだったり、ファンを楽しませようとする想いだったり、今の自分への祝福だったりがしっかり伝わってきた。
Finger Runsのライブも含めて、ひとつひとつの動きや歌声に気持ちと魂がこもった素晴らしいパフォーマンスでした。
MIGMA SHELTERでも1曲目にコラボで登場。無邪気にクラップを煽る姿と、ふだんのミシェルのRAVEとのギャップが大変かわいい。ブラジルさんがステージであんなに優しい表情してるのあまり見たことない。妹を愛でる姉のようでもあり、不思議な生き物を観察しながら戯れる学者のようでもあった。
代代代はいきなり「破壊されてしまったオブジェ」から始まり、生誕祭らしい明るくかわいい曲中心で、このまま終わるかと思ったら中盤からバキバキに激しいセトリへ。WOMBの照明や音響ともマッチしていて、とても良かった。丹南さん、めちゃくちゃ綺麗だったな……。あと全体的にみんな歌上手くなってる気がする。

終演後、ライブの熱が冷めやらぬまま外に出たら初雪が降っていて嬉しくなった。好きなアイドルの生誕祭に、おまけの良い思い出をもらった。

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